2020年3月30日

いい香りがするビート ~"GOOD SMELL" 2019 / 30min BeatLive GAD By Green Assassin Dollar~


個人のブログで自分の好きな音楽のことを好きなように書くことも気が引けるような、そんな状況です。でも、わたしがブログを書くのをやめたところで状況がよくなるわけではないし、なるべく家にいるようにと東京都から要請を受けている中で、家でこのブログを書いているのだから、悪いことは何もしていない!と思うことにします。

……といったことを思いつつ、取り上げるのは日本人ビートメイカー、グリーン・アサシン・ダラーのライヴ音源です。ヒップホップとソウル/R&Bの間を揺らめくように行き来しながら、妖しく艶めかしい香りを漂わせる、この人らしい音楽を展開しています。

その妖しく艶めかしい香りが、タイトルの『グッド・スメル』に結びついているのでしょうか? この音楽はたしかにいい香りがします。では、家にこもってこの音楽を楽しみましょう。

2020年3月28日

家で長い時間を過ごすときに聴く音楽 ~Oasis@Bar Music Live Rec 2020.3.8. By Calm~


東京都から外出自粛要請が出まして、今日はわたしも家にいました。外出してはいけないと考えると気が滅入りそうなので、ずっと家にいる、そんなときにこそ聴いて、心地よい気持ちになれる音楽を今日は取り上げます。

というわけで、取り上げるのが、渋谷のバー・ミュージックでのカームのDJプレイを録音したこの音源。バレアリックやダウンテンポ、アンビエントを中心にしつつ、フォーク・ソングやジャズ調の曲も入っていて、気持ちよくチルアウトできる、ゆったりとしたテンポのメロウな雰囲気の曲が並んでいます。

パート1から3まであって、トータルでは4時間弱あるので、家で長い時間を過ごすときに聴くのにちょうどいいと思います。家で長い時間を過ごすときはこれを聴いてまったりしましょう。





2020年3月25日

クールに躍動する音の波 ~RAIN DANCE By Emma-Jean Thackray~


おだやかに、そしてダイナミックに展開する1曲目「レイン・ダンス/ウィズダム」に一発でヤラれました。まずは1曲目を! とりあえず1曲目を! 聴いてみてください。優雅に舞うトランペットと小粋に踊るエレクトリック・ピアノ、躍動するドラムに心をつかまれます。

という本作はトランぺッターにしてマルチ奏者でプロデュースからDJまでをこなす(と、このページに書いてあります)、エマ・ジーン・サッカレーなるイギリス人女性のEP作品。2曲目以降のヴォーカルが入った曲にも跳躍するような躍動感があり、楽しめます。



2020年3月20日

ジャジー・ヒップホップならぬブルージー・ヒップホップ ~Romantic By Sugi.wa~


1曲目が終わるとすぐにブルージーなギターが聴こえてきます。そのまま聴き進めていくと、至るところにブルースの雰囲気がうっすらと……。イギリスのビートメイカーであるスギ・ワがここで展開するのは、ブルースの雰囲気をまとったダウンテンポとヒップホップの間を行き来する音楽です。

リリースはドイツのヒップホップ・レーベル、レディオ・ジューシーから。インストゥルメンタルが中心で、このレーベルらしいチルアウト感もしっかりとあります。ゆったりとたゆたうようなテンポの中で、ブルージーなメロディを奏でるギターやサックスが鳴る、真夜中のダウンテンポといった趣。

2020年3月14日

ネオ・ソウルとジャジー・ヒップホップを経由して、上品なダウンテンポへと ~Lakehouse By Ian Ewing~


上品でおしゃれないい雰囲気と、トロけるような心地よさを伴った音楽。音楽のスタイルはネオ・ソウルにジャジー・ヒップホップを少し加えて、ダウンテンポに落とし込んだ……、と表現しておきましょうか。作者はイアン・ユーイングなるアメリカのビートメイカーです。

インストゥルメンタルとヴォーカルが入った曲の割合はだいたい半々。落ち着いたテンポを刻む硬い質感のビートの上にネオ・ソウル風のヴォーカル、ジャジーなピアノや電子音を乗せた曲が並んでいます。

歌のメロディや楽器の音がどれもこれもスタイリッシュで、それらがすっきりとしたアレンジでまとめられているのが特徴。このスタイリッシュさ、おしゃれさには抗えません。

2020年3月10日

地下室のセッション ~Hidden Session EP By Optic~


地下でひっそりと行われているセッションの模様を収めたかのよう……。地上には浮上しない、アンダーグラウンドの香りを濃厚に漂わせるヒップホップといった趣の音楽が聴こえてきます。地下に潜り込んだような密室感、そしてミステリアスな雰囲気に心をつかまれました。

この記事によると、本作は『SETAGAYA SCREAM』というイベントと連動した作品で、そのイベントに出演するアーティストの一部が参加しているとのことです。作者はOpticという日本人クリエイター。しっかりと作り込まれていない、ラフな作りに聴こえるところがこの作品をクールなものにしています。

2020年3月7日

台湾からやって来たドリーム・ポップ ~Best Comedy By The Fur.~


今回取り上げるのは台湾の男女4人組のバンド、ザ・ファー。彼らが奏でるのは実にステキばドリーム・ポップ。台湾にもこの手の音楽を演奏するバンドがあったのか!と、つい思ってしまいますが、そう思ってしまうはわたしの視野がせまいと言いますか、よくないところだと思います。

まあ、それは置いておいて、この『ベスト・コメディ』はザ・ファーが2019年にリリースしたシングル作。ドリーム・ポップと日本のシティ・ポップを絡めた音楽を聴かせています。すっきりとした、品のある演奏も素晴らしく、女性シンガー、サヴァンナの少女のような歌声もとてもいい。普通の歌声なのだけれど、それでも惹きつけるピュアな輝きがある……、そんな歌声です。

2020年3月4日

この美しいアンビエントで心を浄化しよう ~One Hour Mix for LKS By Norihito Suda~


清流と呼ばれる川に流れる水のような美しいアンビエントを約60分にわたって展開する、日本人クリエイター、ノリヒト・スダによる作品。収録曲は1曲のみ。曲の展開が何度か変わるので、組曲と言える作りになっています。

スダのこれまでの作品と同様に心を洗ってくれるような音楽です。汚れのないきれいな音にゆっくりと身を委ねましょう。

2020年3月1日

メロウなバレアリック、ダウンテンポ、そしてエレクトロニカをたっぷりと ~By Your Side (Mellow Mellow Acid Versions & Remixes) By Calm~


気持ちよく踊りながら、いや、揺れながら……。そんなふうに聴く作品。日本人クリエイター、カームが2018年にリリースした『バイ・ユア・サイド』に収録した曲のリミックスとカーム自身による新バージョンを収めた、いわゆるリミックス・アルバムです。

バレアリック・ハウス、ダウンテンポ、エレクトロニカといったあたりの音楽が並び、作品全体に幸せなムードが溢れているように感じます。キラキラと輝く幸福な音の粒が放射されているかのよう。心は宙にふわふわと浮き上がり、どこかの楽園へと導かれます。