2018年12月8日

ザ・シネマティック・オーケストラ入門編 ~Solid Steel Radio Show 02/12/2018 Hour 2 - To Believe: The Cinematic Orchestra Selections~

ニンジャ・チューンのサウンドクラウドにアップされていた音源。『ザ・シネマティック・オーケストラ・セレクション』という言葉がタイトルに含まれており、シネマティック・オーケストラのベスト・アルバムを作ったらこんな選曲になるのでは、といった風の曲が並んでいます。

ダウンテンポとエレクトロニカ、そしてほんの少しのジャズとほんの少しのクラシックが美しく繊細に混ざり合い、うっとりとさせてくれます。ゆったりとリズムを刻むドラムの上で、歌がピアノがサックスがフルートが……、優雅に鳴り響いています。

というわけで、このグループのことを知らない人にちょうどいい、入門編になると思います。無料で聴けるので、さくっと聴いてみてはいかがでしょう。シネマティック・オーケストラのプロフィールはこちら

2018年12月5日

このテクノが導く先は自分の心の内側 ~Los Lagos By Thomas Fehlmann~


おお、深い……。自分の心の内側に潜り込んでいくような漆黒のテクノと言ったところでしょうか。踊るための、ダンス・ミュージックとしてのテクノと言うより、家で一人で聴いて、自分と向き合う時間を与える音楽。そんな印象を受けます。

本作の作者はトーマス・フェルマン。1957年にスイスで生まれたヴェテランというか重鎮です。これが通算7作目とのこと。暗闇の中で明滅する光のごとき電子音が、ダブを絡めた太いリズムの上に乗っていくといった風の、ストイックな作りの曲が並んでいます。

自分を取り巻く環境から少し離れて自分と向き合いたいときには、少しトリップしたいときには、この音楽を聴きましょう。余分な装飾を一切排したストイックな音が周囲の雑音をシャットアウトしてくれます。

2018年11月30日

夏だけではなく、冬も楽しもう、このソウル・ミュージックはそういう音楽 ~熱さまし | a chill & slow summer mix 2018 By beipana~


『summer mix 2018』というタイトルが付けられた、まあ、夏向けのDJミックスではあるのですが……。あまりの心地よさに心がトロけたので、これを書いているのは11月ということを理解しつつ、ここで取り上げます。

ミックスをしたのはbeipanaと名乗る日本人DJ。内容はユルく、チルアウト感が満載のソウル、R&Bが中心です。ダウンテンポのようなゆったりとしたリズムと、ややレトロな質感の音が心地よさを生むのと同時に、こじゃれた雰囲気を演出しています。

音に温もりがあるから、冬に聴いたらほっこりすること間違いなし。これを聴いて暖まりましょう。そしてチルアウトしましょう。

2018年11月22日

レゲエとダブ、ジャズが融合し、美しい境地へ…… ~Chaliwa By New Zion Trio~


レゲエとダブ、そしてジャズが混ざり合うことによって、こんなにも美しい音楽が……、できあがるのですね。ドラムとベースががっちりと固めたリズムの上に、硬質なピアノの音が美しく舞っています。

そんな本作はアメリカ・ニューヨークのバンドであるニュー・ザイオン・トリオが2013年にリリースした作品。最近リリースしたものかと思ったら、まったくそうではありませんでした。

レゲエらしいゆったりとしたリズムを刻みつつも、緊張感と言ってもいいほどのシャキッとした雰囲気を漂わせています。それでいて、ピアノはたゆたうような心地よい空気を生むという、緊張と弛緩のバランスがばっちりと決まった作品です。

ニュー・ザイオン・トリオのメンバーは以下。

ジェイミー・サフト(ピアノ、フェンダーローズ)
ラリー・ゲレナディア(ウッドベース)
クレイグ・サンティアゴ(ドラム)

2018年11月20日

幸せの音を放射する、優雅に舞うロックンロール ~And Nothing Hurt By Spiritualized~


空から舞い落ちてくるよ、幸せの音が。その音を、さあ、浴びようではありませんか。これは幸せの音を浴びる約49分間の旅。イギリスのロック・バンドであるスピリチュアライズドがそんな作品を届けてくれました。

ゴスペルっぽいところがある歌のメロディ、ガレージ・ロックを演奏するバンドが鳴らしそうな歪んだギターの音、そして華麗にゆったりと鳴り響く、オーケストラが奏でているようなストリングスの音。……というあたりに特徴があるスピリチュアライズドらしいロックを展開しています。

やさしさや温もりを感じる、ジェイソン・ピアースのややねっとりとしたヴォーカルも実にいい。明日生きていく力を、これから生きていく力を、与えてくれる音楽。ちょっとおおげさかなと思いつつ、こう書いておきます。