2019年2月22日

あなたが知っておくべきドープなアンビエント・ミュージック・クリエイター ~Shinji Wakasa By rera~


うーむ、これは……。才能溢れるアンビエント・ミュージックのクリエイターがここ日本から新たに誕生したと言っていいでしょう。Shinji Wakasaという横須賀出身と思われるクリエイターです。

このクリエイターがサウンドクラウドにアップした「rera」。澄み切った冬の空気のような電子音の中に、繊細なピアノの音の粒を散りばめたアンビエントです。この曲がもう実に素晴らしい。

どこまでもいっても美しい、どこを切っても美しい、そんな音の世界に飲み込まれます。冬に聴くアンビエント?という印象がなくもないので、ぜひ今のうちに!聴きましょう。

2019年2月21日

歌とリズムはあくまでもクールに、あくまでもスタイリッシュに、あくまでもスマートに ~Outer Peace By Toro y Moi~


すべての曲がそうではないのだけども、ハウスに振り切った! そんな印象を受ける、アメリカのアーティストであるトロ・イ・モワことチャズ・バンディックの通算6作目となるアルバム。チル・ウェイヴとドリーム・ポップ、そしてハウスやディスコ・ファンクが混ざり合った音楽を展開しています。

いやー、素晴らしいです、これ。個人的にはこれまでのトロ・イ・モワのアルバムの中でもっとも好きかもしれません。何年後かに自分の感覚が変わっているかもしれないので、もっとも好きかも、という表現にしておきます。

何が好きかと言えば、子供っぽいやんちゃな部分を見せつつ、ちょっとコミカルな部分も見せつつ、それでも最終的にはクールでスタイリッシュでスマートな音楽に仕上げているところ!

体を動かす、しなやかに躍動するダンサブルなリズムがあり、心を潤すメランコリックないいメロディがある、歌って踊るアルバム。……とでも言っておきましょうか。ロック好きから、ダンス・ミュージック好きまで、みんなで歌って踊ろう。



2019年2月19日

美しいビートは暗闇の中に潜む ~BITTER JANE By GREEN ASSASSIN DOLLAR~


ワイザツで、ダスティで、セクシーな……、いかがわしい路地裏の空気を漂わせるインストゥルメンタル・ヒップホップ。ソウルやR&Bから抽出した、なまめかしさや色気がヒップホップの中にたっぷりと注ぎ込まれています。

いかがわしいとは書きましたが、決して下品ではなく、音は実に美しい。暗闇の中で静かに光り輝く音。そんな趣を感じます。このブログで何度も取り上げている日本人ビートメイカー、グリーン・アサシン・ダラーの作品です。

これは何でしょうか、安定のカッコヨサというヤツでしょうか。これまでのグリーン~の作品と同じようにかっこいいので、文章が過去に書いた文章とよく似た内容になってしまいました。まあ、それはいいでしょう。このビートメイカーのことを知らない方はぜひ。

2019年2月16日

クールに、無骨に、セクシーに…… ~NR By NAGAN SERVER~


クールなヒップホップ、無骨なジャズ。その中間地点でしょうか、この作品があるのは。日本人MCのナガン・サーバーによる作品です。フル・アルバムとしてはこれが3作目とのこと。いや、もう、これ、ただただかっこいい!

ザラッとした質感のドラム、野太いベース、なまめかしく響くフルートやサックス、ピアノの音……。そういった音が連なる、ワイルドかつセクシーなジャズっぽいトラックの上に、ポエトリー・リーディングにも近いナガン・サーバーの冷静な語り口のラップが乗っていきます。

鍛え上げられたアスリートの肉体のような研ぎ澄まされた雰囲気と、格式高い絵画や彫刻に通じる気品であるとか美しさを持った音楽。何年後かに、2018年にリリースされたヒップホップのアルバムでかっこいいのって何だった?とたずねられたら、『NR』!と言いましょう。





2019年2月13日

ヌジャベスに捧げる夜のヒップホップ ~25 Nights for Nujabes By Ta-ku~


これがあれば、いい夜を過ごせそう。鳴らしておくだけで、その場の雰囲気がラグジュアリーに? おしゃれに? いや、クールに? 変わります。心のモヤモヤなんかもサラッと洗い流すかも? オーストラリアのビートメイカーであるTa-kuによる作品です。

ヌジャベスに捧げるというだけあって、ここに並ぶのはヌジャベスゆずりの音を多用したインストゥルメンタル・ヒップホップ。ジャジーであるとか、ソウルフルであるとか、そういう言葉を付けたくなるヒップホップです。

リリカルで、メロウで……、といった表現がよく似合うピアノのフレーズがシンプルなリズムの上に乗り、音は流麗に流れていきます。22曲目から23曲目へのドラマティックな流れというか、映画のクライマックスみたいな展開には心を持っていかれる感覚を覚えます。

そしてこの作品、2018年にリリースされたものかと思ったら、2013年にリリースしたものにボーナス・トラックを2曲追加した作品とのこと。