2019年9月14日

1990年代のオーセンティックなヒップホップの輝き ~Atlas By LC ØDYSSEE~


1990年代のヒップホップの輝きを、オーセンティックなヒップホップの輝きを受け継いだインストゥルメンタル・ヒップホップ。生楽器の音の質感をはっきりと残した、あたたかみのあるソウルやファンク、そしてジャズをふんだんに取り入れています。

音を聴いて、アメリカ人によるものかと思ったのですが、LC ØDYSSEE(何と読むのか分かりません)なるフランスのビートメイカーによる作品です。1~2分台の短めの曲からなる全28曲で構成されています。

前後の曲のつながりをそれほど意識して作られているようには聴こえないのですが、曲が転がるようにテンポよく流れていきます。実は前後の曲のつながりが深く考えられているのか……? 最後まで気持ちよく聴けます。

2019年9月11日

あまたあるエレクトロニック・ミュージックの中でポツンと美しく輝く音楽 ~Cairn By Lex (de Kalhex)~


ヒップホップとエレクトロニカ、そしてテクノとハウスのちょうど真ん中にあるような音楽。特定のジャンルへのカテゴライズが難しいので、エレクトロニック・ミュージックということにしておきましょう。どのジャンルにもカテゴライズされない、屹立した美しさ、みたいなものを感じます。

フランスのレックス・デ・カルへックスというクリエイターの通算4作目となる作品です。しなやかに躍動するリズム、滑らかに流れていくキーボードの音の粒、美しく輝くきらびやかな電子音……。これらの音が重なり合い、きれいな音の世界を構築しています。

終始同じテンションをキープしていて、ずっと心地よく、ずっと気持ちよく聴いていられます。

2019年9月9日

夏の初めと終わりのサウンドトラック ~Somersault By Beach Fossils~


梅雨時のような、そして夏の終わりのような……。そんな気だるさみたいなものを感じる、ビーチ・フォッシルズなるニューヨークのバンドが2017年にリリースした通算3作目となる作品。わたしがつい最近聴いて、とても気に入ったので取り上げます。今さらこれを取り上げるのかよ、と言われそう……。

1980年代のネオアコやギター・ポップを思わせる音楽を軸にして、陶酔感のあるサイケデリックな音を重ねた音楽を展開しています。キラキラと輝く夏の太陽のようなギターの音で幕を開ける、冒頭の雰囲気もいいのですが、特にいいのは中盤から後半のややゆったりとしたテンポで展開し、気だるい雰囲気がにじみ出ているところ。

その気だるさが何だかすっきりしない梅雨時の雰囲気や、夏の終わりのさみしさを想起させます。これからの夏の初めと終わりはこの作品を聴きましょう。





2019年9月6日

毎日のチルアウトタイムにこのビートを、このインストゥルメンタル・ヒップホップを Vol.2 ~a cup of lofi #2 By The Jazz Hop Café~


一杯のコーヒーのお供に……。このおだやかなインストゥルメンタル・ヒップホップを、ローファイ・ヒップホップをどうぞ。イギリスのジャズ・ホップ・カフェなるレーベルのコンピレーション・アルバムです。

ジャズ・ホップというわりには、ジャズのテイストが多く入っているわけではありません。しっとりとおだやかに沈み込んでいくようなダウンテンポや温もりのあるソウル、そしてジャズがバランスよく溶け合い、心地よい作品となっています。

わたしのおすすめは8曲目、11曲目、16曲目。このあたりの曲から聴いてみてはいかがでしょうか。

2019年9月1日

毎日のチルアウトタイムにこのビートを、このインストゥルメンタル・ヒップホップを ~Family at Work By bertholet & dontcry~


こじゃれていて、そしてかわいらしい、ジャジーなピアノとギターの響きに心が和みます。ゆるやかにチルアウトさせてくれる、心地よいインストゥルメンタル・ヒップホップ。今っぽく言うと、ローファイ・ヒップホップですね。

作者はbertholetとdontcryという2人のビートメイカー。おそらく2人ともオランダ出身ではないかと思います。1分台のおだやかなムードの曲が10曲並ぶこの作品は、毎日のリラックスタイムにぜひどうぞ。