2014年2月28日

レイヴァーズ・テクノというらしい ~Dusty Kid 『III』 について~

イタリア・ダスティーニャ島出身のテクノ・クリエイター、ダスティ・キッドが今年2月にリリースした『スリー』がいい感じの作品に仕上がっていそうです。仕上がっていそう……、うん、そう、まだ聴いてないんです。いいかも、と思ったのは、『スリー』のミックス・ヴァージョンなる音源が無料でダウンロードできるようになっていて、それがとてもかっこいいからです。

アシッディでダビーないささか古めかしいテクノを展開しています。ムダなものをそぎ落としたビートと殺伐とした雰囲気のシンセサイザーがぶつかり合うか絡み合うかして、スパークしているよう。このミックス・ヴァージョンは1時間50分ぐらいあります。ながーい旅に出るような気分で聴きましょう。そしてCDやレコードを買いましょう。

こちらのページにダスティ・キッドが『スリー』について語ったインタビューが掲載されています。



2014年2月27日

ヤシーン・ゲイの音源がついに! ~Yasiin Gaye: The Departure (Side One)~


ついに出ましたね! ヤシーン・ベイ(元モス・デフ)とマーヴィン・ゲイのマッシュアップ、ヤシーン・ゲイの音源! これまで1曲ずつアップされていて、まとまったものがアップされるのを待っていました。思ったとおりのとてもいい内容に仕上がっています。歌とラップを軽々と行き来するヤシーンの声がいいですね。タイトルに“Side One”とあるのは“Side Two”があるということ?



2014年2月26日

Mount Kimbie - In session for ASOS

マウント・キンビーのライヴ音源がアップされていました。2013年11月のライヴの音源です。ロックやエレクトロニカ、ダブステップを混ぜ合わせたような、あるいはそれのどれでもないような……、ネジれた音楽を展開しています。この人たちは歌モノよりインストの方がいいと思うなー。個人的にはパート2の10分58秒から、トータルだと30分14秒からの「ビフォア・アイ・ムーヴ・オフ」以降が好きです。



2014年2月25日

歌モノのフォークトロニカ? ~Jono McCleeryについて~

これは歌モノのフォークトロニカと言えるのかな? ユーチューブの動画をながめていたらたまたま見つけました。おもしろい音楽をやっているので紹介します。ニンジャ・チューンから作品をリリースしている、Jono McCleeryというアーティストです。フル・アルバムのサイズの作品はリリースしていないようなので早くリリースしてほしいです。



2014年2月24日

Oldschool Future Tribeについて


Oldschool Future Tribeというグループ名からして、オールドスクール・ヒップホップっぽいのをやっているのかと思ったら、そうではなかった。オールドスクール・ヒップホップっぽい感じは強く出ていません。

そしてこのオールドスクール~というのはグループ名というより、ネイティブ・タンのような“一派”というニュアンスの方が強そう。メンバーはKlaus Layer、Bluestaeb、S. Fidelity、Figub Brazlevic、Radsch、Melodiesinfonieの6人です。

昨日取り上げたドイツのヒップホップ・レーベル、レディオ・ジューシーからBluestaebとMelodiesinfonieが作品をリリースしていて、そのつながりでこのグループの存在を知りました。詳細はまだよく分かりません。事実誤認がありそうでコワい……。サウンドクラウドにアップされていた音源がかっこいいので紹介します。

90年代のヒップホップが好きな人から、マッドリブやJ・ディラなどが好きな人におすすめです。6曲目「Duggi」、7曲目「MAD PROBS」、8曲目「A (Loop) Tribute To Summer Madness」あたりから聴いてみてください。ジャジーな感じがとてもいい。



2014年2月23日

Radio Juicy Vol. 90 (Boom Bap Radio by Budamunk)

日本人ビートメイカー、ブダモンクのミックスがアップされていました。ドイツのヒップホップ・レーベル、レディオ・ジューシーに提供したものです。ブーム・バップとあるとおりの、温かみのある太いビートがいい感じ。無料でダウンロードできます。

ちなみに、このレディオ・ジューシーというレーベルからリリースされている作品にもかっこいい作品があったので、このブログで取り上げます。掘れば掘るほどというか、掘っても掘ってもというか……、かっこいい音楽は出てきますね。



2014年2月22日

Matatabi ~あなたが知っておくべきドープなビートメイカー~


これまではザ・ファインド・マガジンの特集“あなたが知っておくべきドープなビートメイカー”に取り上げられている人物を取り上げるときに、“あなたが~”という言葉をブログのサブタイトルにしていましたが、これからはぼくの好きなビートメイカーを取り上げるときにもサブタイトルにします。パクりとはいえ、なんとなくかっこいいし!

というわけで、今回は日本人ビートメイカー、マタタビ(Matatabi)を取り上げます。マタタビは1990年12月生まれ。膨大な数のアンダーグラウンド・ヒップホップのレコードを聴いて育ったとのことです。自身の作品はこのバックグラウンドが反映されたものになっています。マタタビが手がけたミックスを少し前にこのブログで取り上げました。そのミックスにも自身のバックグラウンドがよく表れていました。

『モノローグ・ep』は2013年10月にリリースされた作品です。インストのみかと思ったら、ラップが入っている曲もありました。ヒップホップを軸にしてジャズやソウルを加えた音楽が中心で、ヨレていくようなビートと黒く輝くヴィンテージ感のある音で構成されています。いやー、いいですね。個人的には7曲目以降のレイドバックするような、チルアウトするような感じが好きです。10曲目は日本のヒップホップ・グループ、ステルスの曲のリミックスです。



『ア・メモリー・フェイズ・アウェイ』は2013年12月にリリースされています。マタタビの音楽の特徴はヒップホップの中にレイドバックするような、あるいはチルアウトするような、そんなフィーリングを溶かし込んでいるところなのでは?と、これを聴いて思いました。レイドバックするような、チルアウトするようなフィーリングが『モノローグ・ep』よりも強くなっています。



『モノローグ・ep』と『ア・メモリー・フェイズ・アウェイ』の販売は“name your price”となっています。あなたの好きな値段で買ってね!ということです。正しくはこんな感じで使うようです。『パスト・プレゼント・フューチャー』は無料でダウンロードできます。2014年1月リリースのこの作品が最新作のようです。



2014年2月20日

Matatabiなる日本人ビートメイカー

Matatabiという日本人ビートメイカーのミックスがミックスクラウドにアップされていました。Matatabiは1990年12月生まれ。膨大な数のアンダーグラウンド・ヒップホップのレコードを聴いて育ったらしく、このミックスではアンダーグラウンドの香りが漂うヒップホップを繋いでいます。

HardJazz7 Musicというレーベルから作品をリリースしているので、それもこれからチェックします。これでチェックするビートメイカーがまた一人増えました。いやー、いいことです。Matatabiの音楽はこのブログでまた取り上げます。


Track List

1. Intro by Matatabi
2. Tri-Boro by Natural elements
3. Bust Mine by Natural elements
4. Reality by Black moon
5. Making Move by Q Ball & Curt Cazal
6. Earth Girl by Infinite Loop
7. Body To The Music by BSB
8. 'Paperchase' by Mountain Brothers
9. 1000mc's by Backlive
10. Caution by Deaf 2 u
11. I Got A Love (Interlude) by PETE ROCK
12. Keep It On by The Nonce
13. Julia by Ramsey Lewis
14. 50Years by All Natural
15. Check the flow by L
16. Rasin Kane by Citizen kane
17. Better Days by Third Degree
18. Big Respect by Lastrawze
19. Diggin' In The Crates by Midnighteez
20. No Question (Tru Comers Remix) by ALPS Cru
21. Time to Get Away by Two Outta Millions
22. Recollect by Example
23. I remix by Deep In Da Circle
24. Sensi by Zakar
25. Change by Shadez Of Brooklyn

2014年2月19日

サウンドクラウドで見つけた曲をピックアップ

サウンドクラウドにアップされている曲をチェックしていて、おお!これはいい!と思った曲に“Like”をしていると、“Like”な曲がどんどんたまっていきます。というわけで、今回は僕の“Like”な曲をずらずらっと並べます。まあ、好きな曲ってことです。



以前このブログで取り上げたスイスのビートメイカー、マルーン・ザブームとのユニットでも活動しているメロディシンフォニーの新作の一部です。エレクトロニカとダウンテンポを主体にして、ジャズとソウル/R&Bをほんのちょっと溶かし込んだ感じ。メランコリックなキーボードのメロディがいい。



『フレンチ・キス』というコンピレーション・アルバムに収録される、フランスのビートメイカー、オンラの曲。ディスコ・ファンクというか、ビートダウン・ハウスというか、そんな感じ。ヒップホップから引っ張ってきたような太いビートがかっこいい。



いやー、やっぱり間違いないですね。マッドリブが絡んでいるのだから、かっこいいに決まってますよ。安定のかっこよさ。アメリカ西海岸のアンダーグラウンド・ヒップホップが好きな人は好きでしょう、これは。ワイルドチャイルドとDJローム、マッドリブによるユニット、ルートパックの新作EPに収録される曲。フィーチャリング・マッドリブって、マッドリブはルートパックのメンバーでは?



アンダーグラウンドの香りが漂うルートパックとは正反対にあるような、オーバーグラウンドの香りが漂うブランドン・ウィリアムズの曲。ロバート・グラスパーが参加しています。オーバーグラウンドというよりもアーバンですね、アーバン。

2014年2月18日

DJ Harrison aka Devonne Harris ~My Recommend music~

バンドキャンプで見つけたDJハリスン、またの名をデヴォーン・ハリス。この人がおもしろい存在になりそうなので紹介します。まだ深く調べていないのでサラッとです。

DJハリスンはキーボード、ドラム、ベースなどといった楽器をプレイするマルチインストゥルメンタリストです。ソロ活動の他に、ブッチャー・ブラウンというインスト・バンドのキーボーディストとしても活動しています。

ジャジーで、ソウルフルで、といった感じのインストのヒップホップが好きな人は好きなはず! たとえば、J・ディラとかマッドリブとかピート・ロックとかDJカムとかDJ・ミツ・ザ・ビーツとかイノ・ヒデフミとかロバート・グラスパーとか……。2014年1月20日にリリースした『4.Dollah.Feel.Good.』がいまのところの最新作です。ヴィンテージ感のあるやわらかい音が気持ちいい。


“DJ”というわりにDJをやっている動画は見つかりませんでした。ブッチャー・ブラウンのライヴの動画もいいので貼っておきます。




2014年2月17日

Khryo ~あなたが知っておくべきドープなビートメイカー~


“あなたが知っておくべきドープなビートメイカー”というサブタイトル的なものが付いた記事はこれで4回目です。ザ・ファインド・マガジンの特集“あなたが知っておくべきドープなビートメイカー”に取り上げられていたビートメイカーを取り上げています。今回はフランスのビートメイカー、Khryoを取り上げます。何て読むんですかね、これ。

『Digital Strawberries』は2013年6月にリリースされた作品です。力強いビートと厚みのある電子音のコンビネーションからなる曲が中心。ビートが重く、リズムのヴァリエーションが豊富なので、アグレッシヴな印象を受けます。プレフューズ73の初期から中期あたりの作品が好きな人は気に入るかも。どの曲でもヴォイス・サンプルを使っています。使い方もいいですね。


下の2作品は『Digital Strawberries』とそれほどスタイルは変わりませんが、アグレッシヴな感じはややひかえめ。

ディスク・レビューを書きました

haruka nakamuta / MELODICA
http://www.3055.jp/disc-reviews/melodica.html


2014年2月16日

Dam-Funk (A Cassette Tape Recording From 1989)

昨日取り上げたDJ Akalepseのミックスには『カセット・クロニクルズ』というタイトルが付いていて、カセットテープでリリースされたものなのかな?と思わせる粗い質感の音がいい味を出していました。今日はカセットテープつながりということで、サウンドクラウドにアップされていた、この音源を取り上げます。スヌープ・ドッグとのコラボレイトでも知られるキーボーディスト、デイム・ファンクの過去の音源です。

1989年に制作し、カセットテープに録音したもののようです。音はカセットテープらしいモコモコとした感じ。音楽的にはいまとそれほど変わっておらず、デイム・ファンクが言う“ブギー・ファンク”をやっています。いまと違うのは色気、というかエロい感じがそれほど出ていないところですかね。





2014年2月15日

Cassette Chronicles | #003 | The Wax Sculpture | DJ Akalepse (Hip Hop Mix)

かっこいいヒップホップのミックスを見つけたので紹介します。DJ Akalepseという人によるミックスで、1998年から1999年の間に制作されたもののようです。DJシャドウを思わせるダークな感じと、オールドスクール・ヒップホップの香りを混ぜ合わせたようなミックスに仕上げています。いやー、いいですよ、これ。1990年代のヒップホップが好きな人は気に入ってくれるのではないでしょうか? 無料でダウンロードできます。

“カセット・クロニクルズ”というタイトルで、ジャケットにカセットテープの写真を使っているのは、もともとはカセットテープでリリースされていたということ? それはどうか分かりませんが、適度に粗いモコモコとした音がカセットテープっぽさを感じさせます。その粗い質感のザラザラとした音がいい味を出しています。



2014年2月14日

Brand New Wayo Vol. 4 (Hip Hop, Soul, Funk, Techno, House, and more...)

『ブラン・ニュー・ワヨ』というタイトルのミックス・シリーズがあって、いつもとてもいい内容のミックスを届けてくれます。いまのところVol.1からVol.5までの5タイトルがアップされています。すべて無料でダウンロードできます。そんな『ブラン・ニュー・ワヨ』のVol.4を紹介しようと思っていたら、Vol.5が最近アップされてしまったので、急いでVol.4を紹介します。

このミックス・シリーズはソウルやファンク、ヒップホップなどのブラック・ミュージックを軸にしながら、世界各地の妖しげな民族音楽の香りを混ぜていくという内容になっています。雑食性が強く、ワケの分からない闇鍋に出くわしたような、なんだこりゃあと思わせる展開をみせる……、というところが魅力です。それでいて一体感があるから、奇妙な印象を受ける、不思議なミックス。

そしてこのVol.4ではいままでと同じようにソウルやファンク、ヒップホップを軸にして、アンディ・ストットやジェイムス・ブレイクによるマーラの曲のリミックスなどといった、テクノやポスト・ダブステップあたりまでを取り込んでいます。アンビエントのテイストもところどころにあり、もちろん民族音楽のテイストもある。愉快にクルったようなところがいいですね。僕が日本人だからなのでしょうか? このミックスはとてもエキゾチックに聴こえる。



Track List

Darondo // The Wolf
Electric Wire Hustle // Tom Boy Breakdown
Hana Al Safi // Ashki Li Min. Pt. 1
Pusha T // Numbers On The Board (Instrumental Prod. Kanye)
Between Villains // Doom, Captain Murphy & Earl Sweatshirt
Floating Points // Miniature 27
Exuma // Dambala
Sade // Sweetest Taboo (TallBlackGuy Remix)
Al Dobson Jr. // Drum Sounds Pt. 2
Andy Stott // Numb
Mala // Changes (James Blake Harmonimix)
Juggaknots // Epiphany
Nath & Martin Brothers // Livingstone (Highlife)
Romare // Down The Line (It Takes A Number)
Four Tet // Lion (Jamie XX Remix)
DJ JD Sports // She Whispered In My Ear
Diggs Duke // Cause I Love You
Kelpe // Beat Imperial
Mo Kolours // Little Brown Dog
Hello Skinny // Me and My Lady
Antibalas // Dirty Money
J Rocc // Star
Andrés // On My Own (Skit)

2014年2月13日

ビートルズのカバーといえば……

2014年はビートルズがアメリカのバラエティ番組“エド・サリバン・ショー”に出演してから50周年なんですね。このことにちなんだ企画として、いろいろなアーティスト/バンドがビートルズのカバーを披露しているようです。

ビートルズのカバーというのは、まあ、そりゃあたくさんあるでしょう。そんな中で僕のフェイバリットはこれです。ニック・ケイヴによる「レット・イット・ビー」。映画『アイ・アム・サム』のサウンドトラックに収録されています。


2014年2月12日

Maloon TheBoom ~あなたが知っておくべきドープなビートメイカー~


このブログではたまにビートメイカーを取り上げています。もうね、世界中のビートメイカーの音源をチェックするのが楽しくて! というわけで、今回はスイスのビートメイカー、マルーン・ザブーム(Maloon TheBoom)を取り上げます。日本のビートメイカーを取り上げ、インドネシアのビートメイカーを取り上げ、次はスイス!というわけです。ビート・ミュージックと言えばロサンゼルス、みたいなのはもう過去のものですね。

マルーン・ザブームはザ・ファインド・マガジンの“あなたが知っておくべきドープなビートメイカー”でも取り上げられていました。いろいろな活動をしている人らしく、MCとのコラボレーションやメロディシンフォニー(Melodiesinfonie)という人物とのユニットであるSwacle(読めない)での活動、そしてメロディシンフォニーと共にBoyoom Connective(読めない……)なるレーベルの運営もしているようです。下の『ノット・アバウト・ザ・マネー』は2013年12月22日にリリースされた、マルーン・ザブームのソロ作品です。

ヒップホップ寄りの人だと思いますが、ヒップホップの要素は希薄です。ヒップホップのテンポをグッと落とした、ダウンテンポに近い音楽を展開しています。淡々と時間を刻んでいくようなリズムの上に、無機的な電子音や揺らめくキーボードのフレーズが乗っていくという感じです。音数が少なく、起伏も少ないので、淡々とした印象を受けます。ヒップホップが好きな人よりも、ダウンテンポやエレクトロニカが好きな人に好まれそう。

下はメロディシンフォニーとのユニット、Swacleの作品。マルーン・ザブームのソロ作品と比べると、音数が少し増え、彩りが豊かになっています。

下がMC(ジェイ・プリンス、ブラック・ヴォルケナイト)とのコラボレーション作品です。トラックを提供したと言う方が正しいのかな? 自身のインストよりもテンポが上がっているのは、ラップを乗せることを想定して作ったからでしょう。トラックはダークな雰囲気。どちらもラップがかっこいいー。そして『リメンバー・ザ・フューチャー』の中盤から後半がいい! 『リメンバー~』は無料でダウンロードできます。



2014年2月11日

かっこいいヒップホップをサラッと 3

サウンドクラウドで“Like”(フェイスブックの“いいね!”みたいなやつ)をした曲がたまったので貼っておきます。



ザ・ルーツのMCであるブラック・ソートとスラム・ヴィレッジ、そして女性MCのバハマディアが共演したスペイセック(詳細はこちら)の曲。個人的にはバハマディアのラップが好きですね。声がダークな雰囲気のトラックにうまくハマっていていい感じ。



スミフン・ウェッスン(詳細はこちら)の曲のリミックス。タリブ・クウェリが参加しています。この人のラップはやっぱり好きだなあ。



フレディ・ギブスの曲のリミックス。フレディ・ギブスとマッドリブのコラボレーション・アルバムが3月にリリースされるようです。楽しみ!

2014年2月10日

民族音楽っぽいハウス・ミュージック

サウンドクラウドをながめていたら、“民族音楽っぽいハウス・ミュージック”というくくりでまとめられそうな曲がアップされていたので紹介します。



インド生まれのロシア人、シチズン・オブ・ピースの曲(新曲?)。少しずつビルドアップさせて、高みへと上り詰めていく展開が気持ちいい~。ひとつひとつの音が絡み合ってやがてひとつになり、グイングインとうねりながら上昇していくよう。キラキラと輝くシンセサイザーもいい! ドラムは沼澤尚です。



イギリスの女性シンガー・ソングライター、エリー・ゴールディングの「バーン」のフォー・テットによるリミックス。リズム・パターンや後半のヴォイス・サンプルが民族音楽っぽい。



フライング・ロータスのレーベル、ブレインフィーダーに所属するクリエイター、ティーブスの新曲。4月8日リリースのアルバムに収録される曲のようです。深い森の中に迷い込んだような幻想的な音は健在。いい夢を見させてくれます。これはハウスじゃなくて、エレクトロニカだろと言われそうですね。まあ、それはいいにしておきましょう。

2014年2月9日

Thank You Jay Dee, mixed by J Rocc

この前のブログで書いたように、J・ディラの誕生日は2月7日です。そして命日は2月10日のようです。このことが関係しているのか、J・ロックによるJ・ディラの音源を使ったミックス『Thank You Jay Dee,~』の“Act 1”と“Act 2”の2つがダウンロードできるようになっていました。このミックスは“Act 1”から“Act 4”の4種類があって、これまではそのうちの“Act 3”と“Act 4”しかダウンロードできなかったような? そんな気がしているのだけど、どうなのか……。

……という詳細は置いておいて、これが本当に素晴らしいミックスに仕上がっています!内容はBPM100前後のテンポでゆったりと進んでいく、ジャジーで……、ソウルフルで……、という言葉が当てはまるヒップホップが中心。ヒップホップらしいワルさをしっかりと残しつつ、たゆたうような展開やトロリととろけるような展開をみせる、この流れが最高に気持ちいい。ガキには出せない大人の色気とワルさがあり、それでもガキっぽさを出し、ストリート感を出すという、絶妙のさじ加減がいい!



こちらのページで“Act 1”から“Act 4”まで、無料でダウンロードできます。

J・ディラ関係の曲が他にもあったので、下に貼っておきます。




2014年2月8日

Happy Birthday Nujabes & J Dilla !!

2月7日はヌジャベスとJ・ディラの誕生日だったようです。日本とアメリカの偉大なトラックメイカーが同じ誕生日だったんですね。2月7日という日には不思議な力が働くのでしょうか? というわけで、このことに関係する曲がいくつかアップされていました。



J・ディラの実弟、イラ・Jが参加しているスラム・ヴィレッジのJ・ディラのプロデュースによる曲。古いソウルのレコードの音をサンプリングしたような、温かみのある落ち着いた曲です。歌を交えるラップも落ち着いていていい感じ。



こちらもJ・ディラのプロデュース。ビートメイカーのエグザイル(日本で売れまくっている男性グループではないです)がフリースタイルでラップを乗せています。言葉を吐き出すような、適度に荒いラップがいいですね。というか、エグザイルってラップもやるんですね! 知らなかった……。




上の2曲はJ・ロックによる、J・ディラとマイケル・ジャクソンのマッシュアップ。ゆえに、ディル・ジャクソン。J・ディラの粒の粗い揺れるビートがマイケル・ジャクソンの声とうまく絡み合っています。



シドニーのNΞHZVILというビートメイカーによる曲。どちらかと言うと、J・ディラよりもヌジャベスに近いかな。ピアノのフレーズがヌジャベスっぽい。無料でダウンロードできます。

2014年2月6日

Sicknessmp ~あなたが知っておくべきドープなビートメイカー~


先日、このブログで日本人ビートメイカーのヨウタローを取り上げました。今日は同じアジアということで、現在24歳のインドネシアのビートメイカー、Sicknessmp(シックネス……、読めない!)を取り上げます。ヨウタローと同じく、The Find Magazineの特集“あなたが知っておくべきドープなビートメイカー”で紹介されていたビートメイカーです。この人の音楽もいい!

Sicknessmpはオールドスクール・ヒップホップや90年代のヒップホップ、ブーム・バップなどをベースにしているようです。2013年11月14日にリリースされた、いまのところの最新作『フロウィン・ソウル』ではブーム・バップから引っ張ってきたようなビートを下敷きにした、ヌジャベスを思わせるジャジーなインストのヒップホップを展開しています。この手のリリカルなヒップホップは日本人にも受けそうですね。ジャジー・ヒップホップ好きはもちろん、ピート・ロックやケイ・デフが好きな人にも受けるかも。


Sicknessmpは中国人とインドネシア人からなるビートメイカー集団、Half A Blunt(ハーフ・エー・ブラントと読むのかな?)のメンバーでもあり、この集団はこんな感じの曲を作っています。ブーム・バップとジャジーなヒップホップのミックスといった感じです。やっぱりインドネシアや中国にもこういう音楽はあるんですね。世界は広い……。





2014年2月5日

A$AP Rocky Freestyle!!

今日はブログを更新する時間がないため、これだけです! エイサップ・ロッキー一味のフリースタイル。みんな悪そうだなー。


2014年2月4日

Cazal Organism ~My Recommend Beatmaker~

アメリカ西海岸のアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンを代表するレーベル、ストーンズ・スロウから2013年10月にアルバムをリリースしたジョンウェインは、新世代を担う才能と言われています。そう言われるのはMCでありつつ、インストのみのアルバムをリリースするビートメイカーでもあるという、マッドリブやフライング・ロータスを通過した世代らしいところがあるからだと思います。マッドリブやフライング・ロータスの登場以降、MCよりもビートメイカーになりたがる……、そんな若者が増えたようです。ジョンウェインはそういう世代を過ごした若者であるからこそ、ラップだけではなくビートメイクもやるようになったのではないか、と思うわけです。

2013年末に17歳(!)という若さでデビュー・アルバムをリリースしたカザール・オーガニズム(Cazal Organism)もそういう世代を過ごした若者らしく、MCでもありビートメイカーでもあるという人物です。デビュー・アルバム『Adolescence At 432Hz』はベース・ミュージックやビート・ミュージックにカテゴライズされる作品となっており、インストのみで構成されています。カザール・オーガニズムの音楽のルーツはヒップホップだと思いますが(ヒップホップ・レーベルのデリシャス・ヴィニールからのリリースということもあるし)、ヒップホップのテイストはそれほど強く出ていません。エレクトロニカとグリッチ・ホップを混ぜ合わせてから、ちょっとだけヒップホップとダブを加えたような、サイケデリックな音楽を作っています。そしてこの人の音楽の特徴となっているのは、流麗なシンセサイザーのフレーズと時おり見せるダイナミックな展開です。

この曲なんかはダイミックな展開がかっこいい。無料でダウンロードできます。



フィーチャリング・ジャロビ!



2014年2月3日

Youtaro ~あなたが知っておくべきドープなビートメイカー~


The Find Magazineのこちらのページで、“あなたが知っておくべきドープなビートメイカー”という特集をやっています。取り上げられているのは本当にドープなビートメイカーばかりです。そしてこの中で日本人も1人取り上げられています。奈良県出身のヨウタロー(Youtaro)というビートメイカーです。ヒップホップを軸にして、エレクトロニカを取り込んでいったような、繊細な印象を受けるビートを作っています。

この『クッキン・テープ・Vol.3』がいまのところの最新作のようです。2013年12月にリリースされています。粒の粗いビートとジャジーなピアノのフレーズが絡み合っていく2曲目が個人的には好きです。1曲目と3曲目で聴くことができる、きらびやかな電子音が散らばっていくところは、アメツブやメルグリムなどのエレクトロニカのクリエイターに近い感覚があるように感じます。


『ジャングル・EP』は『クッキン・テープ・Vol.3』に比べると収録曲が多い。リリースは2013年4月です。こっちの方がエレクトロニカに近いかな?


そしてこちらはヨウタローのミックスです。無料でダウンロードできます。上の2作よりもヒップホップのテイストが強く出ています。エレクトロニカのクリエイターではなく、ヒップホップからエレクトロニカに接近していくビートメイカーであるという、ヨウタローのスタイルが分かる内容になっています。ヒップホップのテイストをしっかりと残しながら、ダウンテンポやフューチャー・ソウルを取り込んでいます。チルアウトっぽい感覚も漂わせつつ、それでもヒップホップからは外れない、というところがいいですね。



2014年2月2日

BeatPete - HitYaWitThat (Hip Hop Mix)

このブログで何度か取り上げたベルリンのDJ、ビートピートが過去にリリースしたミックスを見つけました。これがまたかっこいい。これまでに見つけたこの人の音源はどれもかっこいい。まだどこかにこの人のかっこいい音源が眠っているのではないでしょうか。

見つけたのは以下の2作品。両方とも20分ぐらいの短い音源で、ヒップホップのかっこいいところをギュッと凝縮したような内容です。それと同時に良質なダウンテンポのような心地よさもあるという、もう本当に最高の仕上がり。アンダーグラウンド、ジャジー、ソウルフル……、そんな言葉に反応する人はぜひ聴いてみてください。無料でダウンロードできます。


Track List

1. Intro - HitYaWitThat
2. DJ Gman & BLU - All Fall Down
3. Eric Lau - Star Trekking
4. DJ NuMark - Lola
5. Madvillain - Money Folder - RMX
6. Dr. Who Dat? - Thumia
7. Oddisee & Kenn Starr - This Is Hip Hop
8. No I. D. - Thinking Cap.
9. Oh No - Oh Zone
10. Harvey Lindo & Count Bass D. - Rugged Individuals
11. Knxwledge - Kollektive
12. Samon Kawamura & Kev Brown - Still Significant
13. Damu The Fudgemunk - Wonka Beat 5


Track List

1. Intro - Sound Imaging
2. Onra - Gotta Have It
3. DJ Tonk feat. Raashan Ahmad - Beautiful
4. J-Live feat. Oddisee - The Upgrade
5. Madlib - Thuggin' - Instr.
6. Yann Kesz feat. LMNO - Never Stop
7. Damu The Fudgemonk - Don' t Do It
8. Quetzal - Misunderstood
9. Dexter - Practice
10. T. Love feat. Kool Keith - Return Of The B-Girl
11. Sound Providers - Yes Ya'll - Instr.
12. Dudley Perkins - Ya' Soul
13. Damu The Fudgemonk - Overthrone

2014年2月1日