2017年11月18日

クールなジャズ・セッションで生まれた流麗な音の連なりの記録 ~Idiom By Joe Armon-Jones & Maxwell Owin~


流麗なジャズ・ファンク、もしくはジャズ・ハウス、いや、クールなアフロ・ファンクか? ダンス・ミュージックらしい4つ打ちに入る場面はそれほどなく、多くは4つ打ちに入りそうで入らないところをキープしながら、ダンサブルと言えるのか、言えないのか……、というあたりの絶妙のテンションの演奏を展開しています。

演奏はロンドンで活動していると思われる、ジョー・アーモン・ジョーンズなるキーボーディストと、ベースやダブエフェクトを担当するマクスウェル・オウィンなる人物が中心。他にはドラム、サックス、ギターが加わっています。

音のテンションを上げたり下げたりしていく流れ……、この流れが実に流麗。冒頭で流麗な~と書いたのはこの演奏ゆえ。上がっていくところと下がっていくところの繋ぎ目がなめらかに繋がり、シームレスに音のテンションの上げ下げが行われているのが特徴です。

キーボードはドラムやベースが構築したリズムの上を転がるように、サックスは風のように流れていきます。ある日のスタジオでのセッションの記録……、といった趣の一筆書きのような作品。ライヴの映像もかっこいいので、ぜひ見てください。





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