2020年4月25日

ヒップホップの下にジャズを、ファンクを、そしてソウルを集めた大作 ~Way Back When By Pigeondust~ (2020 Release)


ヒップホップを軸にして、ジャズ風のこじゃれたピアノのフレーズが躍る曲やタフなビートがファンキーに躍動するインストゥルメンタルを詰め込んだ、日本人ビートメイカーのピジョンダストによる作品。ピート・ロックやカット・ケミストの作品を思い浮かべる人もいそうな、そんな仕上がりです。

全36曲でトータルタイムが80分弱というなかなかのボリュームがあるので、大作と言っていいでしょう。1~2分台の曲が多くて、曲が細かく切れてはいるものの、曲のつなぎ方や全体の統一感がとてもよく、ビートが駆け抜けていくような気持ちよさを感じられます。

また、ピアノやサックスのフレーズがおしゃれで、そしてかっこよく、いいフレーズが出てくるたびにそのかっこよさに心をつかまれます。音で描いた映画を見るかのように、聴いて楽しみましょう。

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