2014年7月23日

ジャズの雰囲気をまとった、しっとりとした質感のビート・ミュージック ~Thin Lines by tajima hal & percent c / toshiki hayashi~


冒頭のホーンの音に惹かれて購入した、tajima halとpercent c / toshiki hayashiという日本人ビートメイカー2人による『Thin Lines』なる作品を取り上げます。2人とも日本のビート・ミュージック・シーンでは名の知れた人物のようです。私は最近知りました……。

2人による作品と書きましたが、共作した曲を収録しているのではなく、それぞれが別々に制作した曲を交互に並べています。落ち着いた雰囲気の繊細な曲が多いなと思ったら、タイトルの“Thin Line”は“細い線”という意味のようなので、繊細な曲を並べるというコンセプトがあって、制作された作品なのかもしれません。

しっとりとしたビートの上にピアノやホーン、そしてギターや電子音をうっすらと重ねていった曲が中心です。強靭なビートや複雑なリズムのビートで聴かせるのではなく、落ち着いたリズムのビートの上に乗せる音の重ね方で聴かせる音楽。

ジャンルとしてはジャジー・ヒップホップと言っていいのかな、ヌジャベスが好きな人は好きかも。bashouというMCが参加した「pistachio talk」もいい感じです。



※7月25日から28日までの3日間はフジロック・フェスティバルに行くため、ブログの更新はお休みです。

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