2021年4月22日

春のあたたかな日差しを音で表現したら ~69 By Wilson Tanner~ (2016 Release)


ほどよい緊張感とほどよいユルさがいいバランスで混ざり合った心地よいアンビエント。とてもいい気持ちにさせてくれる音楽です。静かな部屋の中に差し込む、あたたかな日差しのような音が聴こえてきます。体はふわふわと浮き上がりどこかへと……、行ってしまいそう。

そんな本作はアンドラス・フォックスという名義で活動するアンドリュー・ウィルソンと、イレブンティーン・エストンという名義で活動するジョン・タナーの2人よるプロジェクトの作品。2人ともオーストラリア・メルボルンのシーンをけん引する人物のようです。

2人で向かい合って演奏しているような親密な空気を感じさせ、それが本作の心地よさにつながっているように感じます。ウィルソン・タナーの箱庭世界へようこそ、とでもいったところでしょうか。

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