2019年4月19日

ビートが春の日差しのような心地よさを届けます ~Jasmine Instrumentals By Sweet William~


日本人ビートメイカーのスウィート・ウィリアムと、同じく日本人で沖縄出身のMCである唾奇の2人による、『ジャスミン』という作品のインストゥルメンタル版。インストゥルメンタルなので、スウィート・ウィリアムによる作品ということになっています。

ラップのないこの作品……。これはビート・ミュージック、インストゥルメンタル・ヒップホップ、そしてエレクトロニカの名盤の仲間入りをする、そんな作品ではないでしょうか。ヒップホップとエレクトロニカの間にあるような音楽を展開しています。

可憐なピアノの音、きらびやかな電子音、あたたかみのあるドラムの音。そういった音たちが絡み合い、ジャスミンの花のようなキュートさと、ぽかぽかとした春の日差しのような心地よさを生んでいます。これは天気のいい休日の午後に、思わず眠りに導かれてしまう、といったような心地よさ。

それと同時にファニーと言いますか、チャーミングと言いますか、そういう雰囲気があって、聴いていて楽しくもあります。心地よさと楽しさが一緒くたになった、いい雰囲気の作品です。

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