淡々と続く4つ打ちのリズム……。その淡々としたリズムが生む、平熱の空気が心地よく感じられます。ビートダウン・ハウスっぽい曲やダブ処理を施したようなハウスを中心にした全19曲で構成される、アメリカのクリエイターであるガルチャー・ラストワークの作品です。
本作は『インフォメーション』という作品のインストゥメンタル・ヴァージョンで、ヴォーカルを排除したことによってなのか、必要最小限の音だけで成り立っている印象を受けます。ゆえに、しんみりとした雰囲気を感じたり、寂寥感みたいな感覚を覚えたりする瞬間も。何をするでもない、ただボーッとするときに聴くのにちょうどよさそうです。
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