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2023年1月7日

甘く、おだやかな夜をあなたに ~SKIN MUSIC By MOTIVE as deadbundy~ (2021 Release)


おだやかな夜を約束してくれるかのよう。あなたの部屋に、だれかのベッドルームに、どこかのラウンジに、気持ちのいい夜の風を届けてくれます。それと同時に最高のチルアウトの時間も……。日本人クリエイター、DJモーティヴが2021年にリリースした作品です。

ジャズを軸にしてネオ・ソウルやヒップホップ、エレクトロニカを絡み合わせたような曲が中心。しっとりとした質感のリズムにジャジーなサックスやピアノが重なった、まろやかな音楽を聴かせています。インストゥルメンタルとヴォーカルの入った曲が溶け合いながら展開していきます。





2022年8月13日

甘くロマンティックなジューク/フットワーク ~Signals In My Head By DJ Manny~ (2021 Release)


ジューク/フットワークにカテゴライズされる音楽はもっと猥雑なものかと思っていましたが、DJマニーによるこのジューク/フットワークの作品にはソウルやR&Bのような甘く、ロマンティックなムードがあります。それがこの作品の特徴でしょう。

作者のDJマニーはシカゴ出身のクリエイター。ここではジャングルやドラムンベースに通じる刺激のあるリズムと色気のあるハウスの香り、そして女性ヴォーカルのなまめかしい歌声を重ね合わせています。

2022年7月25日

あまりにクールなたたずまいのハウス・トラック ~Just Can't Get Enough By Channel Tres~ (2022 Release)


ソウルを注入したハウス風のトラックは1990年代のハウスを思わせます。そんなトラックの上にささやくようなヴォーカルが乗る、アメリカのクリエイターであるチャンネル・トレスの曲。ストイックな雰囲気を漂わせる引き締まった低音域の音とヴォーカルが混ざり合う様がクール!



2022年7月4日

ソウル、ヒップホップ、ジャズ……、黒人音楽を自由に絡み合わせながら ~Remember Your North Star By Yaya Bey~ (2022 Release)


ネオ・ソウルとヒップホップを軽やかに、ゆるやかに行き来する歌声がまずは素晴らしい! そしてジャズやレゲエも絡ませ、気持ちのおもむくままに音楽を混ぜ合わせていく雰囲気が伝わってくる、そんなところもいい! アメリカの女性シンガーソングライター、ヤヤ・ベイのデビュー作です。

全18曲で構成されていて、曲数は多めですが、トータルタイムは約34分でわりとコンパクト。軽やかに、ゆるやかにヤヤ・ベイの歌声を楽しめます。

2022年6月20日

ジャズとヒップホップ、ソウルで過ごすおだやかな時間 ~Music Mistletoe By DJ Mitsu the Beats~ (2021 Up)


天気のいい休日の午後に合いそうな、おだやかな音楽、まどろむような音楽をトラックメイカー/DJのDJミツ・ザ・ビーツが届けてくれます。ジャズやヒップホップ、ソウル、ファンクなどを気持ちよくミックスしています。

「喫茶と食事 みどり」というカフェで撮影したもので、途中でケーキとコーヒーが運ばれてきます。つまりはそういう場所に合う内容。どうぞごゆっくりとお楽しみください。

2022年2月24日

毎日の暮らしに潤いを、毎日の暮らしにこのビートを ~Blur blue By GeminisAzul~ (2021 Release)


日常のBGM、あるいは日本の住宅街に溶け込む音楽……? 日々の暮らしに潤いを与えるユーモアがあって、キュートで、そしてチルアウト感をたっぷりと含んだインストゥルメンタル・ヒップホップ。そんな音楽を展開する、日本人ビートメイカーのジェミニスアズールによる作品です。

ヨレたり、つんのめったりするリズムの上にジャズやブルースを絡めたようなギターや、コロコロと転がるかわいらしいピアノが乗る曲が並んでいます。切ない雰囲気を漂わせながら終わっていく最後の流れがとてもいい! 毎日の暮らしにホッと一息つく時間を与えてくれる作品です。

2022年2月19日

安息の地へと導くおだやかなビート ~Resurrection By Linn Mori~ (2021 release)


日本人ビートメイカーのリン・モリが2020年にリリースした『デジタル・チャーチ』のリミックス版。この人らしいおだやかさと心地よさがあるのはもちろんこと、平和への祈り……、とでも言えそうな崇高な思いが込められているような趣さえ感じます。

インストゥルメンタル・ヒップホップにカテゴライズされると思いますが、エレクトロニカやダウンテンポ、さらにはニュー・エイジといったあたりにまで広がる音楽を展開しています。この作品の前章にあたる『デジタル・チャーチ』、『メタモーフォシス』といった過去の作品も併せて聴きましょう。

2022年1月18日

多彩なエレクトロニック・ミュージックが鮮やかに ~Pulse Of Defiance By Yoshinori Hayashi~ (2021 Release)


アンビエント、テクノ、ハウス、ドラムンベース、ジャングル……、などの曲が並んでいます。これはもうざっくりとエレクトロニック・ミュージックというしかなさそうな、日本人クリエイター/DJのヨシノリ・ハヤシの通算2作目となる作品です。

ダンサブルな雰囲気、激しいリズム、そして静かに沈み込んでいく電子音が交錯し、進んでいきます。クラブのフロア向けのダンス・ミュージック、家で聴くための音楽がバランスよく配置され、多彩な表情を見せる電子音がきらめいています。

2021年11月20日

豊かな自然とたわむれるかのように ~When There's Love Around By Kiefer~ (2021 Release)


緑豊かな野山であるとか、気持ちよく吹き抜ける風であるとか、そんな自然を思い起こさせるような、自然と調和するような心地よい音楽です。ピアノからサックス、そしてドラムなどのローファイな質感の音がやわらかく、ふんわりと響いています。

作者はジャズ・ピアニスト/ビートメイカーのキーファー。ジャズ、それもヒップホップが好きな人が好みそうなジャズを展開しています。毎日の生活に潤いを、そしてリラックスして楽しむ時間を与えてくれます。

2021年11月10日

野蛮なジャズと地下のヒップホップの交錯 ~INDOORS By Kenny Segal~ (2021 Release)


ワルいジャズを、妖しいヒップホップを、聴きたい人はぜひこれを。こじゃれたジャズではなくて野蛮なジャズが、アンダーグラウンドの香りを漂わせるヒップホップと混ざり合ったような音楽です。作者はアメリカ・ロサンゼルスのビートメイカー、ケニー・シーガル。

少しモタったようなイビツなリズムのドラムと妖艶に響くピアノや電子音が絡み合いながら進み、異様な空間を描いていきます。全体を覆うダスティな空気がたまらなくいいです。

2021年9月17日

おだやかなビートに流されて ~Room By matatabi~ (2021 Release)


ジャンルとしてはインストゥルメンタル・ヒップホップなのだと思いますが、このほのぼのとしていて、おだやかな音楽をヒップホップと言っていいのでしょうか? 本作の作者である日本人ビートメイカー、マタタビの作品を聴いているといつも思うそのことをここでも思いました。

ほのぼのとしたムードはここでも変わらず、ヒップホップとムーディなジャズが織り成す心地よい音楽を存分に聴かせてくれています。なるべく外出は控えてくださいと言われる昨今ですから、部屋でこの心地よい音楽に身をゆだねましょう。タイトルも『ルーム』ですしね。

2021年9月6日

ひなたでまどろむ時間を届けるビート・ミュージック集 ~Beat Theme By Sweet William~  (2021 Realease)


落ち着いた、おだやかな雰囲気のインストゥルメンタル・ヒップホップが並ぶ作品。まどろむような、のんびりと一息つくような、そんな雰囲気がとてもいいです。ひなたぼっこをしている気持ちにさせる、ほんのりとした暖かさを感じさせる音が響いています。

作者は日本人ビートメイカーのスウィート・ウィリアム。『ビート・テーマ』というタイトルだけあって、ビート・ミュージックをテーマにした作品のようです。ジャズ、ソウル、エレクトロニカといったあたりの音楽をヒップホップで包み込んだような音楽を展開しています。

2021年8月12日

美しさと激しさが溶け合いながら・続き ~Metamorphosis By Linn Mori~ (2021 Release)


夜中に静かに雨が降った後のような、しっとりとした質感のインストゥルメンタル・ヒップホップが並んだ作品。日本人ビートメイカー、リン・モリによる本作は前作『デジタル・チャーチ』の続編という位置づけらしく、聴き進めるとたしかに『デジタル~』と地続きになっている感覚を覚えます。

前作よりもテンポはゆったりと、ドラムの音は穏やかに、そして全体の音がしっとりと……。そんなふうに変化している印象を受けます。ここでひとつの世界が落ち着いたか、次へ向かうためのひと区切りとなったかしているかのようです。本作と前作を続けて聴きましょう。

2021年8月11日

美しさと激しさが溶け合いながら ~Digital Church By Linn Mori~ (2020 Release)


キラキラと輝く音の層が重なり合った美しいインストゥルメンタル・ヒップホップ? いや、エレクトロニカ? やさしい音とワイルドな音、やわらかさと激しさが溶け合いながらできあがったような音楽です。ヒップホップ、エレクトロニカ、アンビエントのちょうど真ん中にあるような印象を受けます。

作者は日本人ビートメイカーのリン・モリ。触れたら壊れそうな繊細な美しさはここでも健在で、この音楽をヒップホップというのを若干ためらうのはそういう類の美しさがあるから。曲の流れも素晴らしく、とても好きな作品です。

2021年7月30日

チルな世界へ導くジャジーなピアノはまだ続く ~i remember this picture By Kiefer~ (2021 Release)


色気があって、甘さもあり、そしてやわらかい……。アメリカのジャズ・ピアニストであり、ビートメイカーでもあるキーファーが奏でるジャジーなピアノの音はそんな風に響いています。このピアノの心地よさには抗えません。

このシングル作品でもそのムードはじゅうぶんに味わえます。レコードよりも少し尺が長くなった「ホウェン・セアズ・ラヴ・アラウンド」のライブ映像の心地よさといったら! ぜひライヴ映像も見てください。





2021年6月10日

かわいらしく、おだやかなビートに乗って ~home (B​)​eats By BROCKBEATS~ (2021 Release)


休日に聴くべき音楽ですね、これは。これを平日の仕事の前に聴いたら、体の力が抜けて、やる気がなくなっていまいそうです。それぐらいおだやかな心地よい空気が流れる、ジャズを絡めたインストゥルメンタル・ヒップホップを展開しています。

作者はブロックビーツと名乗る日本人ビートメイカー。全編に流れるおだかやな雰囲気を生んでいるのは、かわいらしく響くピアノやギターの音、そしてヴォイス・サンプルでしょうか。おだやかさとかわいらしさがいいバランスで混ざり合っています。

2021年6月5日

ヒップホップとブラジリアン・ジャズのいい出会い ~BRAZIL BY EAR 2 By your best friend jippy~


「グッドイヴニング レディース アンド ジェントルマン……」という言葉からスタートする作品。南国のリゾート地に流れているような、おだやかな空気が流れるインストゥメンタル・ヒップホップを展開しており、夜のチルアウトのひとときにどうぞ、と言いたくなります。

作者はユア・ベスト・フレンド・ジッピーというオーストラリア在住のビートメイカー。バンドキャンプにはかなりの数の作品をリリースしていて、タイトルにブラジルという単語が入っているだけあって、ここにはブラジリアン・ジャズがうっすらと混じっているような印象を受けます。

2021年5月7日

心和むピアノのメロディ ~Between Days By Kiefer~ (2021 Release)


朗らかかつ穏やかな、ジャジーなピアノを聴かせる、アメリカのキーボーディスト/ビートメイカーのキーファーによる作品。ヒップホップ好きが好きになりそうな、こじゃれたジャズを展開しています。

全8曲でトータルタイムが約25分という作りで、すっきりとコンパクトにまとまっている印象を受けます。時に硬質に打ちつけるように、時に柔らかく弾むように響くピアノの音……。この音に心が和みます。

2021年4月18日

夢心地のダウンテンポ ~Finds You Well By Khotin~ (2020 Release)


ジャケットの写真が若干チープなら、音も同様に若干チープ。その音が心地よく響く、ドリーミーなダウンテンポやアンビエントを展開する、カナダのコーティンというクリエイターによる作品(全曲インストゥルメンタル)。これが通算4作目とのことです。

リラックスした……、というか、完全に力の抜けた音がまどろむように、たゆたうようにゆったりと流れていきます。ダウンテンポとアンビエント、ドリーム・ポップが手を取り合って微笑んでいるかのよう。幸せな気持ちにさせてくれる音楽です。

2021年3月28日

ゴリラズのめくるめくポップ・ミュージックの世界 ~Song Machine: Season One - Strange Timez By Gorillaz~ (2020 Release)


やっぱり、すごい人です。デーモン・アルバーン。1991年にブラーのヴォーカルとして初めてのアルバムをリリースして、2020年にはゴリラズの首謀者としてこんなにいい曲がそろったアルバムをリリースしてしまうのですから。1曲ごとに違う表情を見せる曲たちにわくわくさせられっぱなしです。

ゴリラズのこの6作目のアルバムは「ソング・マシーン」というプロジェクトの中で1曲ずつ制作した曲を集めたという作品。シングルの寄せ集めという感じでしょうか。全曲シングルとしてリリースしていいほど、クオリティの高い曲が並んでいます。

エレクトロ・ポップ、ヒップホップ、ソウル、ファンク、ダブ……、などが整理されずに雑然と並んでいるような印象を受ける、まとまりのないところが最高に魅力的な華やかな作品。ゴリラズ、そしてデーモン・アルバーン。この人たちの作品は一生追いかけますよ……。