うっすらとノイズがかかった歪んだギターの音と、ささやくような歌声が混じり合う音楽。白昼夢を見せてくれるような、夢と現実の境目で鳴っているような音が聴こえてきます。淡々とした演奏、やや冷めた雰囲気、そのテンションと温度感がとてもいいです。
2021年10月28日
夢と現実の境目を揺らめくギターと歌 ~About You By Suzanne Kraft~ (2021 Release)
うっすらとノイズがかかった歪んだギターの音と、ささやくような歌声が混じり合う音楽。白昼夢を見せてくれるような、夢と現実の境目で鳴っているような音が聴こえてきます。淡々とした演奏、やや冷めた雰囲気、そのテンションと温度感がとてもいいです。
2021年10月21日
甘い歌声とサウンドに包まれて ~Summer’s Over By Jordana and TV Girl~ (2021 Release)
歌声とメロディは程よく甘く、曲の雰囲気も程よく明るく……。このちょうどいい甘さにはどうしたってヤラれてしまいます。これぞ良質のポップス!といったところでしょうか。1960年代、1970年代のアメリカの古き良きポップスと2020年代のドリームポップ/エレクトロニカが絡み合ったかのようです。
本作はアメリカの女性シンガーソングライターであるジョーダナと、同じくアメリカの男性3人組、ティーヴィー・ガールのコラボレイトによる作品。アヴァランチーズが好きな人、あとはもしかしたら渋谷系と言われる音楽が好きな人も好きになるかもしれません。
2021年10月18日
雄大な音の波に飲み込まれながら、流されながら ~The Changing Account By G.S. Schray~ (2021 Release)
日々のわずらわしいことを忘れさせてくれそうなおだやかな空気、そしておおらかさを感じるスケールの大きなアンビエント。これを聴いている間は忘れたいことを忘れられそうです。ひとつひとつの音が優雅に、ゆったりと流れていきます。雄大な音の波に飲み込まれるような感覚を覚えます。
作者はアメリカのG.S.シュレイ(ジーエスシュレイと読むのでしょうか?)というアーティスト。これが通算3作目のようです。ここではニューエイジやバレアリックを取り込みながら、アンビエントに落とし込んだような音楽を展開しています。
基本的にはアンビエントではありますが、ギターやベースが奏でるフレーズにはジャズやブルースに通じる感覚があり、これがこの作品の特徴になっているように思います。気持ちよさそうに流れていく、遠くから聴こえてくるようなサックスなどの管楽器の音もとてもいいです。
2021年10月13日
心地よさと緊張感の間で ~cafe a la dub By こだま和文 & HAKASE-SUN~ (2021 Release)
哀愁を漂わせながら、それと同時にストイックな空気も漂わせるレゲエ/ダブ。心地よさと緊張感が混じり合っているような感覚を覚えます。ダブ・トランペッターのこだま和文とレゲエ・キーボーディストのHAKASE-SUNの共作による楽曲です。
広い荒野に佇み音を鳴らしているような屹立した音楽と言いますか……、そんなストイックさ、そして緊張感がたまりません。シンプルなモノクロのジャケットもクール。
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