淡い……。さらりと描かれた淡い色彩の水墨画のよう……。そんなアンビエントが並ぶ、日本人クリエイター、クニユキ・タカハシの作品。タイトルの通りタカハシの活動初期である、1986年から1993年の間に制作した楽曲をまとめた作品です。
軸にあるのはアンビエント。そこからニュー・ウェーヴやインド音楽、サイケデリックといったあたりを包み込んだ音楽をゆったりと展開しています。そしてまた3曲目「Asia」や8曲目「Sakura No Mizu」から聴こえてくるメロディには和の心がうっすらと。
日本人らしいわび・さびを感じさせる音や、憂いを帯びたしっとりとした質感の音が随所に散りばめられており、そういった音が心を静めてくれます。
0 件のコメント:
コメントを投稿