酩酊するラップと歌が揺れる……。音もまるで酔っぱらったかのように、なまめかしくセクシーに揺れる……。何なのでしょうか、この心地よい酩酊感は。この感覚に酔いましょう。MCというべきか、シンガーというべきか、ちょっと迷う、ノルウェーのイヴァン・アヴェによる作品です。
1980年代風のイナタいソウルやディスコ(ディスコ・ブギー?)と甘口のR&B、それからユルめのヒップホップとコズミックなジャズを少々?混ぜ合わせた音楽を展開しています。トロンとしていてホワンとした、そんなユルくトロけるグルーヴ、ラップと歌が酔わせてくれます。
プロデューサーとして参加したのはマインド・デザインやデイム・ファンク、ケイトラナダなどなど。ちょっと聴けば、ああ、分かる気がする、この人がプロデュースしている気がする、と思うのではないでしょうか。イナタいのに、しかしオシャレという絶妙のバランスのトラックに仕上げています。
フリースタイルであるかのようにラフなアヴェのラップと歌は、そのトラックにユルっと乗り、ゆるやかに流れていきます。さあ、みんな、ユルくやろうぜーと言っているかのように。
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