2017年10月22日

秋を迎えたから、冬にならないうちに、この哀愁漂うインストゥルメンタル・ヒップホップに身を委ねよう ~Autumn Joints By Mujo情~


秋に接続……。このタイトルを見ると、おや、音からは秋らしい哀愁を、紅葉の色合いを感じなくもないような……。そんなことを思いながら聴く、ハンガリーのビートメイカー、Mujo情による『オータム・ジョインツ』を今日は取り上げます。

音楽のスタイルはこれまでとほぼ同じです。ゆったりとしたテンポを刻むドラムが静かにしっとりと鳴り、その上でジャズとソウルを絡め取ったピアノやホーンのフレーズがおだやかに舞う、インストゥルメンタル・ヒップホップを展開しています。

ほんの少しの寂しさを漂わせる、大人びた落ち着いた雰囲気が哀愁を、ヴァイナルの音を思わせるあたたかみのある音が紅葉の色合いを、聴き手に想起させるように感じます。今年の秋はこのビートテープと共に……。



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