どうやってもまとわりついてしまうB級感、どうやってもぬぐい去ることのできないファニーな雰囲気……。何なのでしょうか、この作品にあるそういう感覚は。ジャケットからして何なのでしょうか、この少年は。
ウィザード・オブ・ロンリネスと名乗るアメリカ在住のクリエイターによるこの作品の魅力は、そういったB級感とファニーな雰囲気にあると思います。陽気な雰囲気を振りまきながら、リリカルな雰囲気の旋律も随所に挟み込む、めくるめくB級ハウス・ミュージックの世界を見せてくれています。
ビートダウン・ハウスとディスコ、ローファイなヒップホップを混ぜ合わせた、地下のクラブでDJが鳴らしてもよさそうなハウスを展開しつつも、庶民的な感覚があるのが不思議。公民館で鳴っていてもよさそうですよ、これは。聴いていると、心がなごみます。B級という言葉はもちろん、ホメ言葉です。
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