過去にリリースされたこのシリーズの作品はもう少しユルくて、もう少しメロウだったような? そんな気がする日本を代表するビートメイカー/DJによる、インストゥルメンタル楽曲集の第4弾。
聴いていると、うむ……、過去の作品とは少し違う。まずはビートがやや尖り、鋭くなっていることに気づきます。そしてエレクトロニックなヒップホップを軸にしているのは変わらなくとも、そこからディスコ・ファンクやディスコ・ブギーに寄せているのが、これまでとは少し異なるところか?
……といったように、これまでと少し違う印象を与えながらも変わらないのは、エレクトロニックな音の中にあたたかいソウル・フレイヴァーが込められている……と言いますか、電子音でありながらも人の手の温もりを感じる……と言いますか、そういう音が聴こえてくるところ。
DJミツ・ザ・ビーツならではの音、それがこの音だったようです。そういう意味ではこれはDJミツ・ザ・ビーツらしさがあらわになった作品と言えそう。この音からなる音楽を言葉にするのであれば、きらめきを放つエレクトリック・ソウルと言ったところでしょうか。
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