2015年1月31日

スムースで心地よい、エレクトロニカを絡めたヒップホップを使ったDJミックス ~Phonosaurus Records Picked by Benito Turntable~


カナダのヒップホップDJであるベニトが新しいDJミックスをアップしていました。カナダのPhonosaurus Recordsというヒップホップ・レーベルの音源を使ったもののようです。無料でダウンロードできます。

ベニトはベルリンのヒップホップDJであるビートピートとも交流があり、ジャズやソウルを絡めたヒップホップのDJミックスを作っている印象がありましたが、今回はそれとはちょっとちがうテイストのDJミックスに仕上げています。

今回はエレクトロニカを絡めた、ベース・ミュージックが通過した後のヒップホップといった感じの曲を使っています。音楽のテイストはちがいますが、気持ちよさと心地よさはこれまでと同じです。

なめらかなビートとツヤのある電子音が絡み合いながら、気持ちよく展開していきます。スムースな流れでありつつ、ヒップホップらしいワイルドさや、古いブラック・ミュージックにあるダスティな雰囲気を残しているところがいいですね。

ベニトというDJ……、この人もビートピートと同じように、いつもかっこいいDJミックスを聴かせてくれます。こちらに他のDJミックスがあるので、ぜひ聴いてみてください。



Tracklist:

Oldtwig - Slaves
Dirty Art Club - Sun Burn
Astrid Engberg - Leaving Town
Dirty Art Club - Evermore
Raycord - Ludwig 2
Dirty Art Club - Strange Wolf
Astrid Engberg - Poetry Is Gone
Berry Weight - The Day Nothing Happened
Berry Weight - Yeti's Lament
Mattic - Doctor Outer
Raycord - Quille
Astrid Engberg feat. Mattic - Rain
Dirty Art Club - Minilla
Marina Quaisse feat. Mattic - Good Times
Marina Quaisse feat. Mattic - Dance With The Devil
Mattic - Here Comes Time
The Broken Orchestra feat. Lady Paradox - Reach The Stars
Mattic - Let Us In
Mattic - Beautiful and Dirty
Mattic feat. Marina Quaisse - The Twilights
Dirty Art Club - Dead Man's Letters
Interflug - Shades of Grey

2015年1月30日

バッドバッドノットグッドによる、くつろぎのジャズ+ヒップホップ ~Electric Relaxation By BADBADNOTGOOD~


昨日はブダモンクによる、くつろぎの音楽を紹介しました。今日はカナダ・トロントで結成された3人組のジャズ・バンドであるバッドバッドノットグッドによる、くつろぎの音楽を紹介します。

バッドバッド~のユーチューブ・チャンネルにアップされている映像です。映像のタイトルは“エレクトリック・リラクゼーション”。リラックスしたいときに聴く音楽と言っていいでしょう。

乾いたドラムの音の上を浮遊感のあるキーボードのフレーズが滑らかにすべり、ウッドベースがそれらの音に絡みつくようにしながら音を刻んでいく……。そんな感じのジャズとヒップホップを混ぜ合わせた音楽です。心なごみます。



バッドバッド~とウータン・クランのメンバーであるゴーストフェイス・キラーのコラボレイト作品『サワー・ソウル』が2月24日にリリースされます。この作品に収録される「レイ・ガン」のミュージック・ヴィデオが公開されていました。MF・ドゥームがMCとして参加しています。



2015年1月29日

ハードボイルドな雰囲気を漂わせつつ、それでいてくつろげる、ブダモンクによるインストゥルメンタル・ヒップホップ ~Loungin' by Budamunk~


ブダモンクによるくつろぎの音楽か、あるいはブダモンク流のラウンジ・ミュージックか? 音楽だけではなく、タイトルからもその手の音楽を集めたことを読み取れます。日本人ビートメイカーのブダモンクがそんな作品をリリースしていました。

ブームバップから引っ張ってきた厚みのある低音域の上を電子音が妖しく、そしてなまめかしく漂う、色気のあるインストのヒップホップを展開しています。シブいバーでかかっていそうな、男らしいハードボイルドな雰囲気がかっこいい。

やらわかい音のカタマリがトロりとろけながら流れていくような、ねっとりとした質感の音が体に気持ちよくまとわりついてきます。この音、このグルーヴがくつろぎの音楽と思わせるところ。ブダモンク流のチルアウトと言ってもいいかも?



2015年1月28日

インナー・サイエンスによるアンビエント系の音源がまたまた気持ちいい ~Track - 18 JAN 2015 - v4, Melody - 19 JAN 2015 By Inner Science~


インナー・サイエンスこと西村尚美がサウンドクラウドに新しい音源をアップしていました。最近よくアップしているアンビエント系の音源です。

今回もこれまでと変わることなく、心地よくて気持ちいいアンビエントを聴かせてくれます。きれいな星空をながめているような気持ちにさせる音楽です。

キラキラと輝く音の粒とインナー・サイエンスらしい丸っこいドラムの音が重なり合った音は、なんだか子供っぽくてかわいらしい。レイ・ハラカミの音楽にある、かわいらしい雰囲気をたたえているように感じます。





2015年1月26日

モス・デフのマッシュアップ! ~Mos Def Mash Ups~


モス・デフ(現在はヤシーン・ベイという名前で活動)のマッシュアップがサウンドクラウドにアップされていました。原曲を貼り付けておくので、聴き比べてみてください。ところで、ヤシーン・ベイ名義のアルバムは出ないんですかね?









2015年1月25日

日本のビート・ミュージック・シーンに現れた新たな才能! ballheadなる日本人ビートメイカーの『f​*​*​k that s​*​*​t』について ~f​*​*​k that s​*​*​t by ballhead~


これは日本の新たな才能と言っていいでしょう。ballhead(ボールヘッド?)なる名前の福井のビートメイカーです。このビートメイカーの『f​*​*​k that s​*​*​t』という作品がかっこいい! わたしは冒頭のベースの音で早々とヤラれました。

『f​*​*​k that s​*​*​t』では地面をえぐるような重いビートの上に、不穏な雰囲気を放つウワモノが乗っかり、ダークで陰鬱な雰囲気を作り上げる……、そんなインストゥルメンタル・ヒップホップを展開しています。タイトルもいい!

音楽的にはヒップホップを軸にして、ジャズやソウルを加えた感じです。ムワムワと漂わせるヒップホップらしいワルい雰囲気、色気のあるピアノのメロディや妖しくウネるベースの音……、などがもう最高にかっこいい。

強烈なビートが聴こえてきたと思ったら、次にはメロウなフレーズが聴こえてくるという、対比もバチッと決まっています。

DJクラッシュが好きな人、それから、このブログで取り上げたことのあるビートメイカーでは、Green Assassin Dollarなどが好きな人はチェックしてみてください!



2015年1月24日

スカスカのユルいビートが心地よい、ダウンテンポ/チルアウトに通じるインストゥルメンタル・ヒップホップ ~Blue World by CoryaYo~


ひんぱんにサウンドクラウドに音源をアップしている、アメリカのビートメイカーであるCoraYoの作品がリリースされました。この人の作品がやっと来た! 待っていましたよ、これを!

内容はサウンドクラウドにある音源とそれほど変わりません。ユルいヒップホップを軸にして、古いジャズとソウルを取り込んだ音楽を展開しています。古いヴァイナルから音をサンプリングして作ったかのような、シブい雰囲気がいい感じです。

そしてスカスカしたユルいビートと、その上をたゆたうように流れていくピアノや電子音が絡み合った音が心地よく、良質なダウンテンポやチルアウトに通じるところもあります。ヴァイナルを再生したときに鳴る、パチパチと鳴るやわらかいノイズ音を残していて、その音がまた気持ちいい。

まだまだ途中経過っぽい感じがするので、これからどういう作品をリリースするのか楽しみです。ソロだけではなく、ドイツのビートメイカーであるwun twoとのコラボレイトもあるんですよね。そちらも楽しみに待ちましょう!



2015年1月23日

90年代のヒップホップが好きな人はチェック! ~Learning To Punch (EP) by RED PILL~


アメリカのヒップホップ・レーベルであるメロ・ミュージック・グループに所属する、レッド・ピルというMCのEPが無料でダウンロードできるようになっていました。アポロ・ブラウンがプロデューサーとして絡んでいます。

太くて重いドラムの上にソウルフルなウワモノが乗っかる、90年代のヒップホップを思わせる作りです。アポロ・ブラウンらしい音と言っていいでしょう。90年代のヒップホップが好きな人にはハマる音だと思います。

3曲収録されていて、3曲ともプロデューサーが異なります。ですが、曲のテイストはどの曲もほとんど同じです。そんな中でも個人的に特に好きなのは、デューク・ウエストレイクという人物のプロデュースによる3曲目ですね。鮮やかなホーンの音で始まって、少ししてから重いドラムがかぶさってくるイントロ部分がかっこいい。

そしてレッド・ピルのラップはわりと軽い。スパスパ~と軽く言葉を乗せていく感じです。重いドラムとコントラストになっているような感じかな? フル・アルバムを期待して待ちましょう!



2015年1月22日

イギリスの新進レーベルによる高品質なエレクトロニック・ミュージックを集めたコンピレーション ~Mimm Exploration Compilation by Mimm~


これは良質なコンピレーション! 洋服の販売や音楽イヴェントの企画・運営、レコードのリリースなどを行う、イギリスのMimmという団体(でいいのかな?)がリリースしたコンピレーション・アルバムです

テクノやビート・ミュージック、ダウンテンポやエレクトロニカなどの曲を収録しています。どの曲もいいです。サブマースの曲が収録されているところに興味を引かれて聴いてみたら、サブマース以外の曲もよかった。

たとえば、コズミックなドラムンベースの4曲目(ローンの曲!)やヒンヤリとした質感の音が気持ちいいダークなミニマル・テクノといった感じの7曲目、ピアノが妖しく響く重い雰囲気のエレクトロニカである8曲目……。

そして少しコミカルなダウンテンポの10曲目と11曲目もいいし、路地裏の暗闇が似合いそうなアンビエントといったおもむきの16曲目もいいです。11曲目のサブマースの曲は期待どおりのクオリティ!



2015年1月21日

荒々しいビートが全編をつらぬく、ノレッジによるDJミックス ~Stones Throw Podcast 88.8: Knxwledge - StrwbrryMomnts~


ストーンズ・スロウのポッドキャストに、ロサンゼルスのビートメイカーであるノレッジがDJミックスを提供していました。荒々しくて騒々しい音が交錯する、ワイルドな内容に仕上がっています。無料でダウンロードできます。

2000年以降といった感じのビート・ミュージックやヒップホップを中心にして、ちょっと甘めのソウル/R&Bをところどころにはさみ込んでいます。荒野を突き進むような荒々しいビートが全編をつらぬいているのが何と言ってもかっこいい。雰囲気が甘くなっても、荒々しさを残しつつ、突き進みます。

そして曲と曲をスムーズにつながずに、わりと粗くつないでいるのもいい! 曲をつなぐというより、突っ込むという表現の方が近いかな。ストーンズ・スロウのポッドキャストらしく、今回もとてもいい内容のDJミックスを届けてくれています。

※ダウンロードはこちらをクリックし、“View In iTunes”をクリック。iTunes起動後、ダウンロードしてください。



2015年1月20日

DUB YOU, BABY vol.1


2015年になって初めてライヴに行きました。ルンバ・オン・ザ・コーナー……、とてもよかった! わたしの期待を超えていました。絶対また見に行きます。まだまだこんなもんじゃないぜ感が漂っていたし。時間がないので今日はここまで。

2015年1月18日

やさしくて力強い、生命力に溢れた、キース・ケニフによるポスト・クラシカル楽曲 ~Paths By Keith Kenniff~


ポスト・クラシカルやアンビエントなどの音楽を制作している、アメリカ人クリエイターのキース・ケニフがサウンドクラウドに自身の曲をアップしていました。キース・ケニフはいつもいい曲をアップしていて、今回アップした曲もまたいい! ハズしませんね、この人。

やさしく響くストリングスとフルート、そしてピアノの音が折り重なりながら、少しずつ上昇していく……といった感じのポスト・クラシカル系の曲。

やさしくてそれでいて力強い、生命力に溢れた音が聴き手の気持ちをスッと持ち上げるよう。朝日が昇るところをながめている気持ちになる、そんな生命力を感じます。



2015年1月17日

ディスコ・ファンクになったディアンジェロ ~D'Angelo - Betray My Heart (Dino Soccio Edit)~


ディアンジェロの14年ぶり(!)となる新作『ブラック・メサイア』に収録されている曲のリミックスがアップされていました。作者はロサンゼルスのDino Soccioという方です。

ジャズ・ファンク風の原曲を軽快なディスコ・ファンクに作り替えています。ズムズムと鳴る引きしまったバスドラムの音がいい感じ。12インチでリリースしたらヒットしそう。



2015年1月16日

2人の才能豊かなビートメイカーによるコラボレイト曲 ~FloFilz & CoryaYo - chasing~


FloFilzとCoryaYoのコラボレイトによる音源が、サウンドクラウドにアップされていました。無料でダウンロードできます。FloFilzはドイツの、CoryaYoはアメリカのビートメイカーです。

FloFilzの心地よいチルアウト感と、CoryaYoのジャジーなスカスカのビートがうまく混ざり合っています。この2人のコラボレイトによるビートテープなどは今後リリースされるのでしょうか? どうなるのか楽しみです。



2015年1月15日

マシンに頼ることなく、一人ですべての音を繰り出す男 ~BINKBEATS - JAKE'S JOURNEY live at Le Guess Who festival 22/11/14~


オランダのアーティスト、BINKBEATS。この人はやっぱりすごいですね。一人でいくつもの楽器を演奏し、演奏した音を録音して、その音を重ねていく……? もう何が起こってるのかよく分かりません。

今回取り上げたのはつい最近アップされたライヴ映像です。これは音楽家のライヴと言うかべきか、パフォーマンス・アートと言うべきか。まあ、パフォーマンス映像と言うほうがいいのかな。

演奏しているのはフォー・テットが作りそうなミニマル・ハウスっぽい曲です。この音はこうやって出しているのか、ということが分かるので、見ていておもしろい。



2015年1月14日

リラックスタイムのBGMにオススメのヘンテコなDJミックス ~quiet times By FloFilz~


ドイツのビートメイカーであるFloFilzがヘンテコな、それでいて気持ちよくチルアウトできるDJミックスをアップしていました。もうこの人の才能は奇才と言っていいでしょう。そう言いたくなるほどヘンテコな作りのDJミックスです。

ムーディな古いジャズやバロック・ポップと言うのかな? そんな古めかしい曲で構成されています。おじいちゃんが昔聴いていたレコードを使ったかのよう。ユーモアとも奇妙とも言える、何だかおかしな雰囲気が漂っています。

ここではない場所へ……、そう、古い時代のヨーロッパへ……、連れて行かれるような感覚を覚えます。

それでも気持ちよくチルアウトできるから、あら、不思議。身も心もトロトロにしてくれます。リラックスタイムのBGMにぜひどうぞ。



2015年1月13日

ビート制作イベント“EN Tokyo”が、今回は“EN Kyoto”に ~En Kyoto by En Kyoto~


“EN Tokyo”の新作が出ていると思ったら、“EN Kyoto”でした。EN Tokyoは某有名音楽雑誌に取り上げられたほどなので、説明の必要はないだろうと思いつつ、改めて説明しておきます。

EN Tokyoとは……

神保町で開かれる参加型ビート製作イベント。
参加者の”縁”で集まったビートメイカー達が、神保町近辺のレコード店でネタを漁り、美学校のアトリエに用意された簡易スタジオで、サンプリングし、ビートメイクをするイベントです。

このEN Tokyoが京都で開催され、それゆえにタイトルが『EN Kyoto』になっているというわけです。今回は京都や奈良のビートメイカーも参加しています。開催場所は変わっても、変わらずにかっこいいビート・ミュージックを聴かせています。

湿り気のあるのったりとしたビートがかっこいい1曲目から、それとは対照的にカラッと乾いたビートと、すっとぼけた感じのピアノがもつれあう2曲目へ……。この冒頭の2曲の流れがいい! ここでわたしのハートはキャッチされました。

他に好きな曲を挙げると、3、4、8、13、14曲目あたりです。この5曲に共通しているのは古いジャズを下敷きにしたようなヒップホップというところか?

そして他の曲ももちろんかっこいい。日本のビート・ミュージック・シーンの未来は明るいなあ……、と思いながら聴いています。



2015年1月12日

女性らしいなまめかしさや、ミステリアスな雰囲気が漂うビート・ミュージック ~LOVE WITH SOUND Mix By TOKiMONSTA~


このDJミックスに漂うなまめかしさや、ミステリアスな雰囲気は女性ならではのものと言えるのでしょうか? わたしが男だからそう思うのか……。今回紹介する女性ビートメイカー/DJであるトキモンスタのDJミックスには、女性らしい感覚が強く出ているように思うのです。

トキモンスタはロサンゼルスのビート・ミュージック・シーンで活動している、韓国系アメリカ人。上の写真からもなまめかしさやミステリアスな雰囲気を感じます。

このDJミックスではエレクトロニカやダウンテンポを吸収したビート・ミュージックといった感じの曲を使っています。サイケデリック・ロックや民族音楽のテイストが出てくる瞬間もあり、聴いていると深い暗闇に引きずりこまれる感覚を覚えます。

なまめかしくウネるドロドロとした感触の音の渦が聴き手を飲み込んでいく、中盤以降の展開がこのDJミックスのもっとも魅力的なところです。中盤以降で聴こえてくるサイケデリックな音が聴き手を暗闇に導くよう。

P.S. 無料でダウンロードできます!



Tracklist:

White Noise - Love without Sound
Baths - Lovely Bloodflow
The Long Lost - The Art of Kissing
Mono / Poly - Glow
Twin Sister - Lady Daydream
Tupac - Do for Love (instrumental)
Express Rising - Neighborhood
Jose Larralde - Quimey Neuquen (Chancha Via Circuito remix)
Telepopmusik - Breathe (TOKiMONSTA remix)
TOKiMONSTA - Stigmatizing Sex
TOKiMONSTA - Brugge
Matthewdavid - Like you Mean It
Houses - All Night
Jonwayne - Feature Mndsgn
Ras G - Shinelight
Dark Star - Aidy's Girl is a Computer
TOKiMONSTA - Bright Shadows
Mono / Poly - 1000 Petaled Lotus (Awakened)

2015年1月11日

ベース・ミュージックを通過した、おしゃれでワイルドなヒップホップのDJミックス ~Future of yesterday by Chief (Podcast for RetroFuture)~


スイスのビートメイカー/DJであるチーフ(Chief)がかっこいいDJミックスをアップしていたので紹介します。無料でダウンロードできます。レトロ・フューチャーというフランスのラジオ番組に提供したDJミックスのようです。

ジャジーなヒップホップやソウルフルなヒップホップから、ベース・ミュージックを使っています。ベース・ミュージックを通過した、2000年以降のヒップホップが軸と言っていいですかね。ベース・ミュージックゆずりの太いビートが最初から最後まで続いていきます。

変わったことやヒネくれていることをしているわけではない、オーソドックスな作りのDJミックスです。であるがゆえに、曲と曲の繋ぎ方がスムーズなので、安心して聴けるし、気持ちよく聴けます。ラジオ向けの作りということなのかな?

おしゃれさがありつつ、ヒップホップらしいワイルドなところやヘヴィなところを挟み込んでいるのもいいです。



2015年1月10日

畠山地平が新曲を公開しました ~Lone Wolf In A Heavy Snow By Chihei Hatakeyama~


アンビエント系の音楽を制作している日本人クリエイター、畠山地平が新曲を公開していました。公開したのは1月14日にリリースする新作アルバムの収録曲「Lone wolf in a heavy snow」です。

冷え冷えとした冷たい感触がありながら、それでいて人肌の温かさを感じる、ノンビートのアンビエントです。冷たくて温かい……、というのはちょうどいい温度を持っていて、気持ちよく聴ける曲と解釈していただければと思います。



2015年1月9日

ビースティ・ボーイズの1999年のライヴ映像がかっこいい ~Beastie Boys - Glasgow 1999 (FULL)~


たまたま見つけたビースティ・ボーイズのライヴ映像を紹介します。ハンマーでコンクリートの壁を叩き壊しているかのような、そんな勢いのあるパワフルなライヴを展開しています。いやー、かっこいい!

ビースティ・ボーイズらしいワルガキっぽいところがこれでもかと言わんばかりに出ています。お客さんの盛り上がり方もすごい。



2015年1月8日

43分間の至福のアンビエント ~A Lot Of Different Tones / Inner Science~


インナーサイエンスこと西村尚美がサウンドクラウドにアップしている音源がめちゃくちゃいい! ということで紹介します。アンビエント、あるいはエレクトロニカが好きな方は要チェックですよ。

キラキラと輝く光の粒を浴びながら、体が宙にフワフワと浮かんでいくような、そんな心地よさを味わわせてくれる音源です。これはもう聴き手を恍惚とさせる……と言っていいほど。打ち込まれる丸っこいビートはかわいらしく、その上に乗る音の粒はキラキラと輝いています。

少し前にアップしていた音源よりもだいぶ長い約43分。レコードで言えば、フル・アルバムのサイズと言っていいですね。違う世界にトリップさせてくれる音にどっぷりと浸かりましょう。

この音源は以下のように制作したようです。

Inner Scienceの未発表曲/素材/色々な企画用に制作した曲/既発曲などを疑似ライブでプレイ→編集した音源を公開しました。



2015年1月7日

1分のアンビエント集 ~Hawk Moon Records Vol IV: A Minute Of Your Time by Hawk Moon Records~


イギリスのホーク・ムーン・レコーズ(Hawk Moon Records)というレーベルのコンピレーション・アルバムを紹介します。アンビエント系の曲を収めた作品です。

どういうコンセプトがあるのか、すべての曲が1分(1分2秒とか、58秒とかの曲があるけど)で統一されています。どちらかと言うとさわやかな、あるいはほっこりとした曲が中心になっていて気持ちよく聴けます。

アンビエントには長尺の曲が多いイメージがあるので、1分という短い曲が続いていくのはわりと新鮮。1分の短い曲でも、スッと心に入ってくるきれいなメロディが聴こえてきます。個人的には1~3曲目、8~13曲目、19曲目あたりが好きです。



2015年1月6日

SEX山口による心なごむJポップ・ミックス ~SEXYAMAGUCHI bayFM 12min MIX~


神奈川県出身の脱力系アイドル(プロフィールにはこう書いてありました)と言われる、SEX山口のDJミックスがサウンドクラウドにアップされていました。邦楽というよりも、Jポップという言葉のほうがしっくりくる曲のみを使った、心なごむDJミックスに仕上がっております。

音源の中に“ジャパニーズ・スロウ・ジャム・ミックス”という言葉が入っていて、その言葉が似合うスロウでメロウな曲たちが心をなごませます。平井堅「Woman "Wの悲劇より"」、スキマスイッチ「奏」、トーフビーツとボニー・ピンクによる宇多田ヒカル「time will tell」のカバーなどを使っています。

これからさらに寒くなる日本の冬。そんな季節に心を温めてくれそう。このDJミックスに使われているような曲を普段あまり聴かない人の心もきっと温めてくれます。12分ぴったりの短いDJミックスなのでサクッと聴けます。



2015年1月5日

デ・ラ・ソウルとフェラ・クティのマッシュアップ! ~Fela Soul - Still Ego Trippin' (Soul Mates Remix) by Amerigo Gazaway~


昨年、ヤシーン・ベイ(モス・デフ)とマーヴィン・ゲイのマッシュアップで構成された『ヤシーン・ゲイ』なる作品をリリースした、アメリカ人クリエイターのアメリゴ・ギャザウェイが新曲をリリースしていました。無料でダウンロードできます。

今回はデ・ラ・ソウルとフェラ・クティのマッシュアップです。デ・ラ・ソウルの落ち着いたラップと、それほどハネない程よくファンキーなバックのトラックが重なり合い、ほっこりとした心地よい空気を生み出しています。かる~い感じ(もちろんいい意味で!)を漂わせているところもいいですね。



2015年1月4日

2014年のドープなヒップホップを振り返る ~BeatPete & Benito - Dopeness In 2014 - Strictly Vinyl Hip Hop Mix~


みなさま、あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。正月三が日はエラソーにブログの更新をお休みしておりました。今日から通常営業に戻ります。

2015年1回目の記事ではベルリンのヒップホップDJであるビートピートのDJミックスを紹介します。2014年のドープなヒップホップを振り返る……というコンセプトで制作したDJミックスのようなので、新年1回目の記事にちょうどいいのではないかと思います。無料でダウンロードできます。

ビートピート1人によるものではなく、カナダのヒップホップDJ、Benito(ベニトという読み方でいいのかな?)との共作です。前半がビートピート、後半がベニトによるミックスとなっています。

ビートピートが絡んでいるミックスだけあって、内容はまちがいありません。アンダーグラウンド・ヒップホップ、あるいはソウルフルであるとか、ジャジーであるとかいう言葉が付くヒップホップが好きな人は絶対に気に入ります!

ニュートラルなテンションの曲のみで構成されています。とは言え、途中でダレることはもちろんなく、気持ちよく酔える適度にユルいテンションが最初から最後まで保たれています。ヴィンテージ感のある音が気持ちいいー。

アッパーでもなく、ダウナーでもない、ちょうどいいテンションと温かさを持っているので、いろいろな気分のときに聴くことができそうです。



Tracklist:

Part 1 - BeatPete (Berlin)

1. Intro
2. dude26 - Someone To Watch (Daily Concept)
3. FloFilz - Nomind (Melting Pot Music)
4. Hex One feat. Tek-nition & D-Rev - Rhythm Of The Planet
(Mic Theory Records)
5. Figub Brazlevič - Influence (Keats / HHV.DE)
6. FredFades & Ivan Ave - Breathe (King Underground Records)
7. Lex de Kalhex - Revelation (The Find Magazin / HHV.DE)
8. KanKick - Witness Truthful Mystics (SomeOthaShip)
9. Dave Sparkz & Wodoo Wolcan - Past, Present & Future
(Radio Juicy / HHV.DE)
10. Pete Flux & Parental - Warming Up (Akromégalie Records)
11. Klaus Layer - Watching Fireflies (Redefinition Records)
12. Metro feat. Blu & DJ Twister - One, Two (Queensize Records)
13. Jonwayne - Passing Fancies (Stones Throw)
14. Mndsgn & Ivan Ave - Keep Looking (Jakarta Records)
15. Wun Two - Everending (Radio Juicy / HHV.DE)
16. Outro - Part # 1

Part # 2 - Benito (Montreal)

1. Retrogott – Countro (Melting Pot Music)
2. Epidemic – Monochrome Skies Intro (Chopped Herring Records)
3. 7eventhirthy – Off The Grid (Mello Music Group)
4. Lord Finesse – Electric Impression (Slice Of Spice Records)
5. Jazz Spastiks – Flying (Dusty Platter)
6. Millenium – Hustlers Etiquette (Crooked Cat Records)
7. Mindsone & Kev Brown – Manipulated (Ill Adrenaline Records)
8. Steve Colossal – Karma (Six2Six Records)
9. Edo.G – Make Music (5TH & Union)
10. Def Dee – C’mon Now (Redefinition Records)
11. Crown feat. Tribeca & Kwote1 – Then & Now (Just Listen Records)
12. SmooVth feat. Hus – Drum Stick Remix (Ryks Muzik)
13. D.I.T.C. – Diggin In The Crates Remix (Slice Of Spice Records)
14. DJ Nu-Mark – I Know, Didn’t I (Pot Hard Music / Delicious Vinyl)
15. Mattic – Haley’s Comet pt 2 (Phonosaurus Records)
16. Apollo Brown – Never Disappear (Mello Music Group)