やっぱり、すごい人です。デーモン・アルバーン。1991年にブラーのヴォーカルとして初めてのアルバムをリリースして、2020年にはゴリラズの首謀者としてこんなにいい曲がそろったアルバムをリリースしてしまうのですから。1曲ごとに違う表情を見せる曲たちにわくわくさせられっぱなしです。
ゴリラズのこの6作目のアルバムは「ソング・マシーン」というプロジェクトの中で1曲ずつ制作した曲を集めたという作品。シングルの寄せ集めという感じでしょうか。全曲シングルとしてリリースしていいほど、クオリティの高い曲が並んでいます。
エレクトロ・ポップ、ヒップホップ、ソウル、ファンク、ダブ……、などが整理されずに雑然と並んでいるような印象を受ける、まとまりのないところが最高に魅力的な華やかな作品。ゴリラズ、そしてデーモン・アルバーン。この人たちの作品は一生追いかけますよ……。