波を打つように緩やかな起伏を描くドラムの上に、淡い音色のギターやピアノの音が乗っていく曲が並んでいます。すべての曲がほぼ途切れずに進み、16分という短い中でも物語がしっかりとあるような、そんな印象を受けます。心地よい平熱のグルーブに乗っかってください。
2020年11月28日
緩やかに波打つグルーヴに乗せられて ~Suite By GODTET~ (2020 Release)
波を打つように緩やかな起伏を描くドラムの上に、淡い音色のギターやピアノの音が乗っていく曲が並んでいます。すべての曲がほぼ途切れずに進み、16分という短い中でも物語がしっかりとあるような、そんな印象を受けます。心地よい平熱のグルーブに乗っかってください。
2020年11月24日
甘くメロウなギターの響きをあなたに ~COVERS 9 By Justice Der~ (2020 Release)
クリーントーンのエレクトリック・ギターの音が気持ちよさそうに、ゆったりと宙を泳ぐインストゥルメンタル集。ジャスティス・デアと読むと思われるアメリカのクリエイターによる作品で、『カヴァーズ』というタイトルの通りカヴァー曲で構成されているようです。
デアによるエレクトリック・ギター以外には簡素なリズムと伴奏のギターがうっすらと入っているだけ。ジャズやフュージョンのギタリストがアンビエントを作ったらこうなるかも、と思わせる音楽です。再生して流れてくる心地よい音に身を任せ、ふわふわとチルアウトしましょう。
2020年11月14日
美しい音を丁寧に重ね合わせて ~Literature By Tomotsugu Nakamura~ (2020 Release)
少し触れたら雰囲気が壊れてしまうのではないかと思わせるほど、それぞれの音が繊細に重ね合わされています。そのようにして生み出された音楽はジャケットに描かれている美しい自然の中に流れているかのよう。引き締まった空気と心地よさが同居する本作は、アンビエントの名作と呼ばれるようになるかもしれません。
2020年11月11日
ハウスのリズムに乗って、気持ちよさそうにリズムは流れ ~How's Life By Pacific Coliseum~ (2020 Release)
少し湿り気を感じる、しかしそれでいて心地よい、夏の風のような音楽。音楽のスタイルとしてはバレアリック・ハウス、ビートダウン・ハウス、ダウンテンポといったあたりでしょうか。ざっくり言うと、ユルめのハウスです。
作者はティーン・デイズという名義での活動でも知られる(この名義での活動がもっとも有名かもしれません)、アメリカのクリエイターであるジャミソン・イサーク。本作はパシフィック・コリセウム名義による作品です。
このユルいハウスはふわふわと浮かび上がるようにしながら、気持ちよくチルアウトさせてくれます。躍らせるよりも、夢の中へ、桃源郷へと誘います。それでは旅に出ましょうか。
2020年11月9日
夜を美しく彩る歌声と電子音 ~Maybe We Could By Kllo~ (2020 Release)
必要最小限のリズムと必要最小限の艶やかな電子音からなるトラック、そして女性シンガーのクロエ・カウルの美しい歌声が織りなす、美しいエレクトロニック・ポップ。静かな夜に部屋で聴くと、いい感じにハマります。カウルとシモン・ラムによるオーストラリアのデュオ、クローの2作目のアルバムです。
カウルとラムは従兄弟同士とのことで、ラムが主にトラックを制作しているようです。ツーステップやUKガラージからの影響を感じさせる音楽で、トラックの音の数を絞ることにより、カウルの歌声がより際立っているのが何よりもいいところ。夜のお供にどうぞ…。
2020年11月7日
この美しいディープ・ハウスにはデトロイト・テクノの面影が ~We Are Stardust By Kareem Ali~ (2020 Release)
静かな夜の星空を描いたような、暗闇の宇宙空間を描いたような……。そんな雰囲気をまとったディープ・ハウスを展開する、カリーム・アリというアメリカ人クリエイターによる作品。アリはバンドキャンプにけっこうな数の作品をリリースしており、これはそのうちの1枚です。
ソウルやファンクのテイストを散りばめた、デトロイト・テクノ/ハウスっぽさのあるディープ・ハウスで、全編に広がるロマンティックな空気がこの作品を特別なものにしています。うっとりとした心地よい気持ちにさせてくれるダンス・ミュージックです。
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