牧歌的とも言えるほどにおだやかな時間が流れるインストゥルメンタル・ヒップホップ。聴いていると、おいしい空気が吸える自然の中にいるかのような感覚を覚えます。ブロックビーツなる日本人ビートメイカーによる作品です。
ちょっと古めかしいジャズやブルースの香りが漂う力の抜けたピアノやギターのフレーズ、それから古い映画のBGMから抜き取ったようなムーディーな雰囲気の音を、シンプルなリズムのドラムに絡めた曲が中心。
イージー・リスニングに近いなごやかな雰囲気を漂わせていて、天気のいい休日の午後のBGM……、と言ってもいいかもしれません。心地よい午睡に導いてくれそうな、そんな雰囲気を感じます。
……と、思いきや、17曲目「chilling in the Nujabes」では曲名通り、ヌジャベスゆずりのリリカルなピアノのフレーズを聴かせています。この曲と最後の18曲目でしっとりと終わらせる流れがとても好きです。
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