叙情的、そして哀愁漂う、エレクトロニカ。ちょっと古めかしい? なつかしくて、温かみのあるホンワリとした音が冒頭から聴こえてきます。クリス・デヴィッドとリアム・アイヴォリーという2人からなる、イギリスのユニットであるマリブ・ステートの作品です。
エレクトロニカ、つまり電子音楽。そういう音楽でありつつも、オーガニックな質感の音を基調にしているのが特徴です。ドラムやキーボード、弦楽器などの音の響きに耳を傾けると、古典的な楽器の音を聴いているときのような温もりを感じるのは、あえて古い楽器を使っているからなのか、そういう作りの音にしているからなのか……?
音も歌のメロディも、どちらも実にソウルフル。昔の古い記憶を呼び起こすような、昔よく行ったなつかしい場所のことを思い出させるような、そんな音楽です。ボノボやフォー・テット、あるいはカリブーなどが好きな人は好きかもしれません。
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