シンガポール出身のキン・レオン。雑誌のポパイにこの作品が取り上げられているほどですから、アンビエント・シーンでは有名なクリエイターなのでしょうか。と、思って調べてみたら、ユニットやDJなどの活動をすでに活発にしているようです。
ソロ・デビュー作となるこの作品で展開するのはあたたかくて冷たい、冷たくてあたたかい、ちょうどいい温度のアンビエント。クラシカルな雰囲気のピアノや弦楽器がたゆたうように、ゆったりと流れながら、美しい旋律を奏でていきます。
神々しい光が差し込んでくるかのようなドラマティックな展開をちらちらと見せつつも、基本的には淡い色合いの音を基調にした、おだやかなテンションをキープ。聴いていると、心は落ち着き、そしてほっこりと……。心地よい音が体を包みます。
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