2000年以降のヒップホップのスピリットを持ったジャズのキーボーディストと言いましょうか。本作の作者であるキーファーはそんな人物であるように思います。若干ヨレた感じのリズムやローファイな音……。これは2000年以降のヒップホップの影響下にあるものでしょう。
甘く、メロウでいて、ファンキー。そしてヒップホップっぽさを随所に忍び込ませたジャズ? いや、インストゥルメンタルのヒップホップ? ここで展開しているのはそういう音楽です。J・ディラなどのビートメイカーの影響を受けたジャズマンが奏でる音楽といった趣。
優等生じみたところとBボーイっぽいやんちゃさが混じり合った、にくらしいアーティストです、このキーファーという男。それゆえに多くの人から愛されそうな作品に仕上がっています。ちなみにこれはキーファーにとって2作目となるアルバムです。
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