ヒップホップとダブ、ダウンテンポといったあたりの音楽の理想的な交配とはこのことでしょうか。深く沈み込んでいく、ダブから抽出したような重心の低いリズムが心地よいチルアウトへと誘います。
チルアウト感溢れるインストゥルメンタル・ヒップホップの名手と言っていい、アメリカのビートメイカー、jinsangによる作品。何作目かとなる本作からは、真夜中に静かな空間でひっそりと鳴っているようなムードを感じます。
もっさりとしていてザラザラとした粗い質感、そして丸っこい……、そんなローファイな音がこの音楽をさらに心地よいものにしていて、寒い夜にほっこりとしたあたたかさを届けてくれます。では、あたたまりましょうか。
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