自分で演奏した楽器の音をリアルタイムで重ねていくことにより、ひとつの曲にしてしまう、この人のことを何と呼べばいいのでしょうか。マルチ・インストゥルメンタリスト? いや、でも……、それは違うような……。
そのマルチ・インストゥルメンタリスト、それはオランダ出身のビンクビーツなる人物です。数年前からユーチューブにアップしている映像では、自分で演奏した楽器の音を録音し、その録音した音を流して、その間に別の楽器を演奏するという、何ともマカフシギなことをしていました。
そんなビンクビーツが2017年10月13日にデビューEPをリリースするらしく、ユーチューブにそのEPに収録する予定の曲「リトル・ナーヴス」をアップしていました。ドラムンベース風のリズムを下敷きにした、エレクトロニック・ミュージックと交錯したジャズ、もしくはダウンテンポといった趣の曲に仕上げています。
ベースを弾きながらドラムを叩いたり、キーボードだか、サンプラーだかをいじくったり、他にも何やら……。もう一人何役なんだか……。とりあえず映像を見てみてください。
そしてこの曲で共演しているキーボード奏者のニルス・ブロースはフライング・ロータス周辺のジャズ系のアーティストとつながりがあるようです。ビンクビーツとニルス・ブロースを追っていくと、さらにおもしろい音楽に出会えるかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿