なぜこの作品のタイトルは“ソーリー”なのか……。音を聴いているかぎりではこのタイトルのような雰囲気は感じません。……まあ、いいか。アメリカのビートメイカーであるemuneの作品です。
ここでもこれまでと変わることなく、ダウンテンポとヒップホップが混ざり合った音楽を展開しています。霞がかかったようなボンヤリとした音を聴いていると、少し離れたところで鳴っている音楽であるかのような、何だかそっけない印象を受けます。
少し離れたところ……というか、別の世界とでも言いますか。別の世界から聴こえてくるような、時間の経過を遅くするのっそりとしたリズムと、ピアノや弦楽器のさみしげなメロディが不思議なトリップ感を生む、そんなダウンテンポです。
0 件のコメント:
コメントを投稿