これもまた真夏の夜のサウンドトラックとなる作品。“眠りに落ちた都市に朝の光が差すまでの静かな時間を美しく綴った”という、イギリスのビートメイカーであるサブマースの作品です。
夜の暗闇の中で美しく輝く光を思わせるビートと、弾けるサイダーの泡のような清涼感をまとった電子音を絡み合わせたビート・ミュージックを展開しています。モダンなマンションの高層階から都会の夜景を眺めながらこれを聴いたら……、それは最高でしょう。
粒の粗い電子音のノイズですらも切なく響かせ、ひとつひとつの音が儚く消えていくさまもどことなく切ない。どういう曲であってもなくなることのない、そんな切なさや儚さ。それがこの作品の特徴です。
そしてそれは夏フェスや夏祭りが終わった後の会場に漂う切なさに似ています。夏の夜に家で一人で過ごすとき、これを聴いてみてはいかがでしょうか。
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