夜の深い時間に聴くのにぴったりの、メランコリックな雰囲気のインストゥルメンタル・ヒップホップ。今日紹介するのはそんな音楽です。タイトルからして『メランコリー』ですからね。
作者はToonorthというアメリカのビートメイカー。空中をフワフワと漂い、やがて消えていく、儚い光の粒のような電子音と、ゆったりとしたテンポで刻まれる簡素なドラムが交錯するヒップホップを展開しています。
ヒップホップと書いていますが、ヒップホップ+ジャズ・+ソウルですね。Bボーイが作るジャズという感じもあります。イノ・ヒデフミの作品が好きな人は好きになるかもしれません。
聴き進めていくにしたがって、夜の暗闇がさらに深く暗くなっていくような感覚を覚えます。しんみりとした夜はさみしさを感じてしまうもの。この作品はそんなときにこそ聴きたい。静かな夜に小さな音で聴いてみてはいかがでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿