インストゥルメンタルのヒップホップと思って聴いてみたら、ディスコ・ファンク/ディスコ・ブギーを低速で再生したような音楽でした。ヒップホップのビートメイカーが作る、ニュー・ディスコといった感じ? ちょっとデイム・ファンクみたいなところもあるかな。
ビートの鳴り方はヒップホップっぽくて、ベースのウネり方はディスコっぽい。ビートとベースが絡み合いながら、低音域をグルッとかき回すように鳴る、この音がかっこいい!
ずっしりとした重量感のある低音域がウネるさまが実にセクシーです。ディアンジェロの「ブラウンシュガー」のリミックス(?)から、インストゥルメンタルやラップが入った曲を混ぜつつ、心地よい酩酊感を漂わせています。
全体に統一感があり過ぎないので、曲ごとに雰囲気があっちへ行ったり、こっちへ行ったり……。フラリフラリと揺らめくこの流れがいいんですね。これが心地よいというか、奇妙とも言える、ヘンテコな酩酊感を生んでいます。
ディアンジェロやデイム・ファンクのような音楽が好きな人、それからアンダーグラウンド・ヒップホップが好きな人まで、黒い輝きを放つグルーヴが好きな人は聴いてみてください。
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