まったく、いやになってしまうぐらい心地よい……。このハート・ウォーミングなアンビエントを聴いてしまったら、夢の中に行くしかないですね。今すぐ部屋の電気を消して、目をつぶりましょう。
……と、そんなことを言いたくなる作品。ステファン・オルサクとローレン・マクマレーの2人からなるアメリカ・テキサス出身のデュオである、ツイッグス&ヤーンの新作です。フル・アルバムとしては2作目となる作品だと思います。
ポコポコとやさしく鳴るリズム、フワフワと漂う電子音、フィールド・レコーディングで採取した自然音、つま弾かれるアコースティック・ギターの音、消え入りそうなウィスパー・ヴォイスの歌声……。
そういった音が折り重なり、繊細な心地よい音楽となって耳に入ってきます。ほんのりとしたあたたかさを持った音と、ほんの少しの冷たさを持った音がいいあんばいに混ざり合っていて、音の温度がちょうどいい。
それぞれの曲は日が沈むようにゆったりと進んでいきます。今夜はぼんやりとこれを聴いて、気持ちよく夢の中に行きましょう。きっといい夢が見れるはずです。
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