いい感じに脱力したジャジーなインストゥルメンタル・ヒップホップ。ダウンテンポやチルアウトのテイストもあります。アメリカ・テキサスのR I T U V L Sなるビートメイカーが初めてリリースした作品のようです。
ジャジー・ヒップホップとは言っても、おしゃれなジャズではなく、日本人の感覚からすると昭和の香りと言いたくなる(?)ジャズを取り入れています。もっとも昭和のジャズの雰囲気があるのは2曲目ですね。
そしてあの音もこの音も、あらゆる音が揺れに揺れていて、その揺れる音が怪しい酩酊感を生んでいます。力を完全に抜かれた音が宙に放たれ、ユラユラと漂っているかのよう。この揺れる音と昭和っぽいジャズがあるのが、この作品の特徴です。
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