2015年4月30日
チルアウト感のあるヒップホップ/ビート・ミュージックの新たな傑作! ~Maverick By Pawcut~
これは素晴らしい! ドイツのビートメイカーであるPawcutの新作です! この作品の前にリリースされた『Smoke Break EP』を聴いて、おお、いいじゃん、これ、ぐらいに思っていたら、それをはるかにしのぐ作品を出してきました。
基本的にはユルくてメロウなチルアウト感のあるジャジー・ヒップホップです。前に出てこないゆったりとしたドラム、心地よいメロディを奏でるピアノ、ゆるやかに流れるホーン……、そういった音のコンビネーションがばっちり決まっています。
全体に漂うトロりととろけるような酩酊感……。これがもう最高。きっと、まったりとした気持ちに、おだやかな気持ちにしてくれるでしょう。大きなソファに身をしずめて、くつろいで聴きたくなります。
また、インストゥルメンタルとラップが入った曲のバランスがよく、全体の流れがいいのも見逃せない。このことがこの作品の気持ちよさをさらに増しています。
Pawcutと同じドイツのwun twoやFloFilz、日本ではmatatabiやYoutaroなどのビートメイカーの音楽が好きな人は絶対に好きになるでしょう。チルアウト感のあるヒップホップが好きな人もチェックしてください。ホントに傑作ですよ、これ!
2015年4月29日
相変わらず心地よい、シンプルなアンビエントのDJミックス ~Ambient Mixtape Vol. 11 By AmbientMusicalGenre~
AMGレコードなるロシアのレーベルが定期的にアップしている……、という認識で合っているのかいないのか、よく分かりませんが……。まあ、それはいいとして、このレーベルによるものと思われる、アンビエントのDJミックス・シリーズの最新作がアップされていました。
このDJミックス・シリーズでは奇のてらったところのない、シンプルなアンビエントを聴くことができます。このことは最新作でも変わりません。また、約29分というわりと短めの尺なので、サクッと聴けます。
電子音がゆったりとたゆたい、その上にギターやピアノ、シンセサイザーなどのシンプルなフレーズが乗る……。こういうありきたりな書き方になる、シンプルなアンビエントが展開されています。
寝る前に心地よい静かな音楽をちょっと聴きたいなあ、なんていうときに聴いてみてください。無料でダウンロードできます。
2015年4月28日
80~90年代のヒップホップをギュッと凝縮した、ケイ・デフによるDJミックス! ~@DJKDEF's LIVE MegaMix via the #EdLoverShow on SiriusXM~
マーリー・マールが集めた人物からなるジュース・クルーのメンバーである、ビートメイカー/DJのケイ・デフのDJミックスがアップされていました。Ed Lover Showというラジオ番組に出演したときの音源のようです。
いやあ、いいです、これ。わたしは仕事帰りの電車の中でよく聴いています。男らしい荒々しい感じがありつつ、気持ちのいい流れをキープしていて、最後まで一気に聴かせます。原曲をぶった切るようなスクラッチを交えながら、グイグイと力強く躍動感たっぷりにミックスしていくさまがかっこいい!
タイトルにメガ・ミックスとあるだけあって、約52分の中に80~90年代のヒップホップをギュッと凝縮して詰め込んでいます。このへんのヒップホップが好きな人は知っている曲ばかりかも。ナズやKRS・ワン、モス・デフ(ブラック・スター?)の曲が聴こえてきます。無料でダウンロードできます!
2015年4月27日
最近気になるシンガーソングライター、マシュー・E・ホワイト ~Feeling Good Is Good Enough, Rock & Roll Is Cold and Live on KEXP By Matthew E. White~
マシュー・E・ホワイト。アメリカ・ヴァージニア州出身のシンガーソングライターです。ディスク・ガイド『クワイエット・コーナー』にソロ・デビュー・アルバムとなる『ビッグ・インナー』が掲載されていて、それで知りました。
見た目はなかなかイカツい。でも曲はユル~くレイドバックした感じ。サザン・ロックやブルースを取り込んだおだやかな歌を聴かせてくれます。気持ちよく吹き抜けていく風のような、夏の暑い日に合いそうな音楽です。
3月10日に新作『フレッシュ・ブラッド』がリリースされています。
~こちらはライヴ映像です。~
2015年4月26日
静かな波に揺られているような心地よい感覚を覚える、インストゥルメンタルのジャジー・ヒップホップ ~conclusions. By Saptune~
うーん、これ、ジャジー・ヒップホップと言えば、たしかにそう。でも何だかちょっとちがう。ビートの鳴り方がひかえ目だからですかね。アメリカのビートメイカーであるSaptune(何て読むのでしょう?)の作品です。
飲食店のBGMとして使えそうなイージー・リスニングっぽいところもある、インストゥルメンタルのジャジー・ヒップホップと言った感じかな。ゆったりとしたシンプルなリズムの上で、クリーントーンのエレキ・ギターやピアノ、サックスがおだやかないいメロディを奏でています。
あくまでもおだやかに、そしてゆるやかに……、音が流れていく心地よい音楽。静かな波に揺られているような心地よい感覚を覚えます。波……、これからの季節に合いそう。個人的には11曲目「fairytales~」、もしくは16曲目「conclusion~」あたりがベスト・トラックです。自宅でのチルアウト・タイムにぜひどうぞ。
*******
Saptuneによる「ラヴィン・ユー」のリミックス。これもいい!
2015年4月25日
90年代ヒップホップのリヴァイヴァルといえばこのレーベル! ~Mello Music Group~
最近のヒップホップ・シーンには90年代リヴァイヴァルの流れがあるようです。ミュージックマガジンの最新号に書いてありました。……というか、他のメディアも書いてますよね。ジョーイ・バッドアスみたいな人も人気あるし。
90年代のヒップホップのリヴァイヴァル……と言ったら、アメリカのレーベルであるメロ・ミュージック・グループの作品を聴かないわけにはいかないでしょう! このレーベルから近々リリースされる3作品も90年代の香りを漂わせています。
ワシントンD.C.の最強アングラ・トリオとも言われているダイアモンド・ディストリクトのMCであるオディッシーと、マッドリブとのコラボレイト作品をリリースしたことでも知られるシンガー/MCのジョージア・アン・マルドロウ、そして90年代に一時代を築いたトラックメイカーのピート・ロック! 以上、3名の作品がメロ・ミュージック・グループからリリースされます。
この3人の作品なのだから、期待せずにはいられないわけです。現在公開されている曲を下に貼り付けておきます。ぜひチェックしてみてください。かっこいい!
*
5/5リリースのオディッシー『ザ・グッド・ファイト』収録曲。
*
5/19リリースのジョージア・アン・マルドロウ『A Thoughtiverse Unmarred』(何て読むのかわからないから英語で書く)収録曲。
*
最後はピート・ロック! 『Petestrumentals 2』(“ピーツトゥルメンタルズ2”と読むのかな?)の収録曲。この作品は6/23リリースです。
2015年4月24日
聴き手を酔わせるメロウでスモーキーなインストゥルメンタル・ヒップホップ ~Honey Mix vol.1 By Youtaro~
Budamunk、Aulla aka Yasu-Pacino、Youtaro。この3人の日本人ビートメイカーの曲を収録した7インチがリリースされるようです。詳細はこちら、もしくはこちらのページでご覧ください。3人のプロフィールも載っています。
この7インチのリリースに合わせて制作されたと思われるDJミックスが、サウンドクラウドにアップされていました。Youtaroがミックスしています。7インチに収録されている曲は使っていないようです、たぶん……。
まあ、どの曲を使っているのかということは置いておいて、このDJミックスがいいんです! これだけ聴いて満足してしまうような気さえする……。売る側としてはこれだけで満足しないでくれってなところでしょう。
ヒップホップを軸にして、ジャズとソウルを加えた音楽を展開しています。しっかりとした太さと厚みを持たせた低音域と、その上で煙のように揺らめくウワモノのコンビネーションが生み出す、チルアウト感のあるゆったりとたゆたうような音が気持ちいい。トロりとした心地よい酩酊感を覚えます。
また、ところどころに挿し込まれるピアノやホーンの音、ヴォイス・サンプルが洒脱で、そしてなまめかしい。これらの音が全体の雰囲気をグッと引き締め、色気のある音楽にしています。深い夜を彩るメロウなヒップホップといったところかな?
2015年4月23日
ブッチャー・ブラウン ライヴ映像 ~Butcher Brown - Live at Winter Jazz Fest 2015~
少し前にこちらの記事で、ジャズ・ファンク系のバンドであるブッチャー・ブラウンのライヴ映像を紹介しました。そうしたらすぐに別のライヴ映像がアップされたのでまたまた紹介します。
ヒップホップのテイストを強く感じられるところが好きですね、やっぱり。それとこれ、お客さんとバンドの距離が近くないですか? いい雰囲気!
2015年4月22日
コミカルでキュートでラヴリーなジャジー・ヒップホップ・ミックス! ~Yodelling Sheep's SUMMER Chill Mix By Yodelling Sheep~
コミカルでキュートでラヴリー! そしてチル? そんなジャジーでソウルフルなヒップホップのDJミックスがアップされていました。作者はYodelling SheepというイギリスのDJです。
ビートの上で転がるピアノ、軽やかに流れるホーンやギター、これらの楽器の音の響きがコミカルでキュート! ちょっとチープな軽いビートもいい! こういったことがこのDJミックスの何よりもいいところであり、特徴です。ヒップホップのイカツさをうまく回避しています。
タイトルには“サマー・チル・ミックス”とあるので、Yodelling Sheep流のチルアウトなのですかね。音楽のジャンルとしてのチルアウトというよりも、脱力している感じがあると言った方がいいような気がします。
ヒップホップをこういうふうにコミカルに、キュートに聴かせるDJって……、いいじゃないですか。今後要チェックのDJです。Yodelling Sheepという名前を覚えておくようにします。
Tracklist:
yodelling_sheep - It's Love
b-side-production - Summer
the-deli - Summer Breeze
Jamal - Keep It Real (flofills remix)
leplezett - Heather
evilneedleprod - One for Kennedy
deadhorsebeats - Walk with Me
suff-daddy - One4Peter
suff-daddy - Pre Game Chillout
Missy Elliott - Sock It 2 Me (kaytranada remix)
davesparkz - GettingPapersByTheLayers
evilneedleprod - Past & Present
algorythm - Good Times
freshtone - Hazel Zebra
Kool G Rap & NAS - Fast Life (bluntone remix)
headnodic-1 - Boogaloo Stuff
jazzspastiks - Move ft. Apani B Fly
tommisch - In the Middle of the Night
odjbox - Funky Street
NAS - NAS is Like (funkydl Jazzmatic remix)
Biggie Smalls - Back to Cali (yodelling_sheep remix)
Wu-Tang Clan - CREAM (phoniksbeats remix)
evilneedleprod - For You
2015年4月21日
Spheriáによる癒しのアンビエント ~Ambient Work (2014-2015) By Spheriá~
最近どういうわけかアンビエントをよく聴いています。癒されたいのかな? そういう意識はまったくないけども……。というわけで、少し前に見つけた心地よいアンビエントの曲を紹介します。Spheriáというドイツのクリエイターの曲です。
ゆったりと漂うストリングスや電子音の上に静かにピアノが乗る、シンプルなアンビエント。ピアノがいいメロディを聴かせます。夜、聴くのにちょうどいい。そして気持ちいい。
2015年4月19日
ビートピートとダム・ザ・ファッジマンクの共演! ~BeatPete & Damu The Fudgemunk - Vinyl Session - Part # 54~
ドイツのめちゃくちゃかっこいいヒップホップDJであるビートピートが定期的に行っているセッションに、90年代のヒップホップをほうふつとさせる、ピート・ロックゆずりの音を聴かせるアメリカのトラックメイカー/DJのダム・ザ・ファッジマンクが登場していました。
この2人の共演なのだから、かっこいいに決まっているでしょう! ソウルフルやジャジー、あるいは90年代やアンダーグラウンド……といった言葉が付くヒップホップが好きな人はチェックしてください。好きになるはず!
温かみのある太いドラムとねっとりとウネるベース、リリカルな雰囲気のジャジーなピアノと艶かしいホーン、その上に切れ味の鋭いラップが乗る……。ここではそんな曲を聴くことができます。
そしてill sugiとYoutaroの2人の日本人ビートメイカーの曲を使っています! 日本人としてはうれしいところです。
Tracks from:
1. Intro
2. Nasty Brother Ill S.U.G.I
3. Youtaro
4. 12Vince
5. Ohmega Watts
6. Mr. Complex
7. J-88
8. Sach feat. Aceyalone & Yusef
9. Blu
10. J. Dilla
11. Asheru & Blue Black of Unspoken Heard
12. Mission
13. The Roots feat. Joanna Newsom
14. Five Deez
15. Klaus Layer
16. KanKick feat. Mystery's Extinction & Abstract Wino
17. Cali Agents
18. Thes One & J-Live
19. Insight
20. Klaus Layer
21. Wun Two
2015年4月18日
春の日差しのような温もりを持ったピアノ作品 ~Traces By Tobias Wilden~
このゆったりとした美しいピアノのメロディを聴いていると、気持ちよくて……、心地よくて……、眠たくなってしまいます。これを聴いている間は時間がゆっくりと進むように感じます。
『トレイスィズ』はドイツの音楽家であるトビアス・ヴィルデンがバンドキャンプでリリースした作品です。ヴィルデンはポスト・クラシカルにカテゴライズされる音楽家で、今作はピアノのみで作っていますが、過去にはアコースティック・ギター一本で作った作品もリリースしています。
ここで聴けるピアノの音には春の日差しのような温もりがあり、暖かくなってきたこのごろの季節によく合いそうな作品に仕上がっています。ポスト・クラシカルやニュー・エイジが好きな人、そしてもちろんピアノ作品が好きな人はチェックしてみてください。投げ銭制なので、好きな値段で購入できます。
2015年4月17日
おしゃれなヒップホップを聴きたい人はこれを聴こう ~Hip Hop Smoothies By Eliot.C~
スムースで、おしゃれで、まったりとしていて、心地よくて……。そんなヒップホップを聴きたいのであれば、これはいかがでしょうか。Felfelosophyというフランスのウェブ・マガジン(のはず……)のDJミックス・シリーズです。
フランスのメディアがこういうDJミックスをプロデュースするから、フランス=おしゃれというイメージができあがるのでしょう。ジャズやソウルを絡めた、それはもうおしゃれなヒップホップが聴けます。サラッとした質感の曲が続いていて、曲と曲のつなぎも実にスムース。Eliot.CというDJがミックスをしているようです。
全部で10種類あるので、まずは適当にひとつ選んで聴いてみてください。どれもそれほどテイストは変わりません。どれかひとつ聴いて、それを気に入ったら、他のものも気に入ると思います。
2015年4月16日
インド・中近東、そしてアメリカ南部の風を感じさせる、ヒップホップのリミックス集 ~Bollywood Remake By Tom Caruana~
モス・デフやタリブ・クウェリ、ルーペ・フィアスコ、エリカ・バドゥなどの曲のリミックスを収録した作品を紹介します。2011年にアップされたもののようです。無料でダウンロードできます。2011年ってだいぶ前だな……というのは、まあ、置いておきましょう! かっこいいからいいでしょう!
リミックスしたのはイギリス・マンチェスターのTom Caruanaという方。この作品は2枚組(ダウンロードの音源なので、この表現はヘン?)になっていて、本編の方からはインドの風を、ボーナス・トラックの方からはアメリカ南部の風を感じます。
マッドリブは『Beat Konducta 3-4: In India』という作品において、インドの音楽に焦点を当てていましたね。この作品の本編もそういう感じです。インド、および中近東の音楽と言ったほうがいいのかな。サイケデリックな弦楽器の音やねっとりとした質感の笛の音、乾いたタイコの音が聴こえてきます。
そしてボーナス・トラックには古いブルースやソウルっぽい感じの曲が収録されています。アメリカ南部の音楽が漂わせるアーシーな雰囲気を感じます。ボーナスとなってはいるものの、クオリティは落ちません。
※ダウンロードはこちらのページで!
2015年4月14日
フランスのヒップホップ・デュオ、Bigflo & Oliが新しい映像をアップしていました ~Bigflo & Oli's new video~
少し前に知ったBigflo & Oliというフランスのヒップホップ・デュオが新しい映像をアップしていました。フランス語だからなのか、声の響きや言葉の転がり方が新鮮に聴こえます。悪ガキっぽいイキイキとしたラップがいい!
※これはちょっと古いです。
2015年4月13日
ダンディな大人のジャジー・ヒップホップ ~Another springtime by Chief~
ぶっ壊れたヒップホップとジャズがもつれ合いながら絡み合うようなDJミックスを紹介します。スイス出身(アメリカ在住?)のビートメイカー/DJであるチーフが、ソフト・フォーカスというフィンランドのラジオ番組(?)のポッドキャストに提供したもののようです。
きれいにすっきりとまとめずに、ブレイクビーツ系の曲を挟むことにより、適度にラフな感じを出しているのがいいですね。また、おしゃれでありながら、ワイルドであるのもいい!
そして雰囲気が落ち着いている……というか、ダンディなんです。大人のジャジー・ヒップホップとでも言ったところでしょうか。それゆえ、夜が合う……。そんなDJミックスです。無料でダウンロードできます。
2015年4月12日
聴き手をあちら側の世界へ連れて行く、穏やかなダウンテンポ&エレクトロニカ ~Tha Chill By Late Nite~
Late Nite……、レイト・ナイトと読むのでしょうか? フランスのクリエイターのようです。この人物がサウンドクラウドにアップしている曲に一発でヤラれたので紹介します。
まあ、とりあえず、下のプレイヤーで聴いてみてください。ダウンテンポやエレクトロニカ、あるいはチルアウトといった感じの音楽です。ジャズのテイストを少し絡ませている印象も受けます。また、どの曲もリズムがヒップホップっぽくて、DJカムやイノ・ヒデフミに近いところがあるように感じます。
そして何と言っても、聴き手をちがう世界に連れて行く心地よい雰囲気! これがたまりません。これも昨日に引き続き、あちら側に連れて行ってくれる音楽です。日曜日の夜……、これを聴いてチルしましょう。
2015年4月11日
聴き手をあちら側の世界へ連れて行く、穏やかなアンビエント ~A Swallow in Winter By Nobuto Suda~
たまりませんね、このほっこり感。気付いたらあちら側の世界へ……、連れて行かれます。「A Swallow in Winter」はアンビエントやドローンなどの音楽を制作している、須田宣人という京都のクリエイターがサウンドクラウドにアップしていた曲です。
穏やかにたゆたう電子音の渦の中を、つま弾かれたギターの音が気持ちよさそうに漂う……、そんな感じのアンビエント。すぐに部屋の電気を落として、そしてあちら側の世界へ行きましょう。
須田宣人のことは最近知ったので、どういう作品をリリースしてきたのか、まだ分かりません。きっといい作品をリリースしているはず! 見つけたらこのブログに書きます。こちらのページでサウンドクラウドにアップしている曲を聴けます。
*
他の曲も貼り付けておきます。
2015年4月9日
ニコラス・ペイトンのアルバムに参加したブッチャー・ブラウンのライヴ映像 ~Blue Ridge, Sticky July and Sundress By Butcher Brown~
ブッチャー・ブラウンはこのブログで紹介したことがあるビートメイカー、DJハリソンがキーボードを担当しているバンドです。上の画像の人物がDJハリソン。このバンドにはデヴォン・ハリス(本名?)という名前で参加しています。
ヒップホップのビートメイカーがキーボードを弾いているだけあって、ヒップホップの香りを漂わせるジャズ、あるいはファンクやフュージョン……といった感じのインストゥルメンタルを展開しています。
※こちらのサイトでブッチャー・ブラウンの音源を無料でダウンロードできます!
今年の3月19日にこのアルバムをリリースしていました。知らなかった……。
2015年4月8日
ニコラス・ペイトンとカリーム・リギンスのセッション音源がまったりとしていて心地よい ~Nicholas Payton & Karriem Riggins: BoomBap in 1997~
ニューヨークのナンバー・ワン、トランペッターと言われているというニコラス・ペイトンと、ドラマーであり、ビートメイカーであり、DJでもあるカリーム・リギンスのセッション(なのかな?)音源を見つけました。
ジャンルで言うとジャズか、ジャジー・ヒップホップか……、と言ったところです。ジャズ・ファンもヒップホップ・ファンも、どちらの人も聴いてください。
ここではニコラス・ペイトンはフリューゲルホルンを吹いています。ほがらかな雰囲気のいいメロディを聴かせてくれます。カリーム・リギンスによるバックのトラックは生のドラムとサンプラーを使って作ったもののようです。ヒップホップゆずりのドラムがかっこいい。そしてヴィンテージ感のある音に仕上げているのもいい!
ほどよくリラックスした、まったりとした演奏を展開しています。下に貼った2曲を聴いていると、もうちょっと長く聴かせてくれよと、言いたくなります。夜のリラックスタイムにちょうどいいBGMになると思いませんか?
2015年4月7日
春の寒い夜はアンビエントを…… ~Ambient Mixtape Vol.10 & 9 By AmbientMusicalGenre~
4月だというのに何ですか、この寒さは! こんな夜には体をあたためてくれるほっこりとした音楽を……。というわけで、アンビエントの作品をリリースしているレーベルがサウンドクラウドにアップしたDJミックスを貼り付けてみました。
どちらも奇をてらったところのない、とてもシンプルなアンビエントです。スーッと流れていく電子音のメロディもきれいですし、弦楽器やピアノ、ヴォイス・サンプルなどといった、間に挿し込まれる音もいいメロディを奏でています。
過剰にドラマチックでもなければ、冷え冷えとしているわけでもない、ちょうどいい温度を感じます。どちらも30分程度の短い音源なので、サクッと聴けます。寝る前にサラリと聴いてみてはいかがでしょうか。無料でダウンロードできます。
2015年4月6日
ベルギーのビートメイカーによるインストゥルメンタル・ヒップホップがいい感じ…… ~Beats By dєεßiό~
ベルギー・ブリュッセルのビートメイカーであるdєεßiό……って、これはいったい何て読むの……。……ということは、まあ、いいとして、このビートメイカーがかっこいいインストゥルメンタル・ヒップホップを聴かせているので紹介します。
下のプレイヤーで聴いてもらえれば分かるように、ジャズとソウルを絡ませたヒップホップを展開しています。ぜひ聴いてみてください。
*
深くもぐりこむような重いビートがいい感じ。
*
落ち着いた大人のジャジー・ヒップホップといったところ。これは3部構成の曲?
*
味わいのあるかすれたサックスの音がいい! ラップの絡め方もナイス!
*
雨が降ったあとのアスファルトの道路のようなしっとり感がある。
*
後半がちょっとラブリー! 写真もラブリー!
2015年4月5日
J・ディラ関係の音源を使ったナイス・ミックス! ~Live @ Boombox 2X4 Set On J Dilla's Birthday Feb, 7 2015~
J・ディラ関係の音源を使ったDJミックス……、それはたくさんあるでしょう。その中でかっこいいものはどれほどあるのか? といったところで、今回紹介するのはかっこいいもののひとつです。J・ディラ好きの人は安心して聴いてください。
J・ディラの誕生日に行われたイヴェントのライヴ音源で、J・ディラのインストのアルバムに入っている曲から、トライブ・コールド・クエストやコモン、デ・ラ・ソウルなどの曲を使っています。元ネタを挟んでいるところもあります。
ミックスをしたのはC-MinusとMr. Chocという2人からなる、Almighty Ruffnexなるアメリカのデュオ。ちょっと調べてみたら、片割れのMr. Chocはロサンゼルスのターンテーブリスト集団であるビート・ジャンキーズのメンバーとのこと。それじゃあ、これが悪いわけがないじゃないですかー。
ビート・ジャンキーズのメンバーがミックスしているとはいえ、コスりまくっているとかいうことはなく、奇抜なミックスではありません。曲がスムーズにクルクルと切り替わり、飽きさせません。楽しい!
90年代のヒップホップ、あるいはアンダーグラウンドやジャジー、ソウルフルといった言葉が付くヒップホップが好きな人は好きになるはず! J・ディラ好きの人も楽しめると思います。無料でダウンロードできるので、ぜひ聴いてみてください。
2015年4月4日
matatabiによる身も心もトロトロにするユルいヒップホップ ~Dejavu By matatabi~
いやいや、今回もいいですね! この安定感、本当に素晴らしい。日本人ビートメイカー、matatabiの作品です。これ、全曲リミックスっぽいです。
ちょっと抜けた印象を受ける、何とも言えぬリラックス感がもう最高。リミックスなのか何なのか、よく分からないのは、まあ、置いておきましょう。
ほがらかなサックスの音が聴こえてくる3曲目「mood swing」のまったり感、モクモクしていてモコモコしている5曲目「getting uppp」のほっこり感などなど……、聴き所はたくさん。
そしてリリカルなピアノとかすれた声のラップが絡む6曲目「homie」はnujabesの曲をカバーしたらこうなるかも……と思わせるような曲でおもしろい。このリリカルな雰囲気はmatatabiの新境地と言えるか?
2015年4月3日
身も心もトロトロにするユルいヒップホップ ~wun two, Brakebill, [matador] x CoryaYo~
今日は金曜日ですからね、こういうゆったりとしていて、まったりとしている、ジャジーなヒップホップを聴こうではありませんか! いやされて、チルアウトしようではありませんか! ふんわりとしたユルい音が心をあたためる……、そんな曲を並べてみました。
*
まずは、ユルいヒップホップと言えばこの人……、という存在ですらあるドイツのビートメイカー、wun twoの曲です。ピアノのおもちゃっぽい響きがかわいい。
*
こちらはアメリカのビートメイカーであるBrakebillの曲。これはハワイアン? あるいは昭和歌謡? そんな曲です。
*
[matador]とCoryaYo……、どちらもこのブログで紹介したことがある、アメリカのビートメイカー2人によるコラボレイト曲。夜、寝る前のサウンドトラック?
2015年4月2日
日本語をかっこよく聴かせる、沖縄のワルいヒップホップ・グループ ~"Coincidence" EP By LEAP×8REG~
かっこいい! これはかっこいいですよ! 真夜中の路地裏を音で表現したかのようなダークな雰囲気がいい! ISSUGIやシミラボなどの日本のヒップホップが好きな人は好きになりそう。
MCのLEAPとDJ/トラックメイカーの8REGからなる沖縄のユニットのEP作品。これが初めてリリースする作品のようです。ジャズを取り入れたヒップホップを展開しています。トラックのかっこよさは冒頭に書いたとおり。そのトラックにヌメヌメと粘っこく絡み付いていく、気だるくワルいラップもいい!
また、最終曲「Outro」にはダンディなバーでかかっていそうな、他の曲と少し違う雰囲気があっておもしろい。この曲は何だか雰囲気が違うんだよなー。他の曲よりもちょっと健康的に聴こえる。
これを聴くと、このユニットの奥深さを感じます。まだまだ手の内を見せていないんじゃないかと思うというか、まあ、実際に見せていないのでしょう。これからリリースする作品で手の内を見せてくだされ。
2015年4月1日
MellowMaswelによる、おしゃれヒップホップ・ミックス ~Mellow Minded vol. 4 By MellowMaswel~
最近少し忙しかったので、ブログの更新ができませんでした。わたしにもあるのですよ、忙しい日が! というわけで今日です。
今日は前からおしゃれなヒップホップのDJミックスを定期的にアップしている、オランダのDJであるMellowMaswelという方が、新しいDJミックスをアップしていたので紹介します。今回もいい感じです。無料でダウンロードできます。
内容はいつもと変わらないですね。ソウルフルであったり、ジャジーであったりするヒップホップを中心にミックスしています。90年代のヒップホップが好きな人は好きかも。そして何と言ってもおしゃれ! 若い女子のハートをキャッチしそうな雰囲気が漂っております。
Tracklist:
1. Slum Village - Tell Me (feat. D'Angelo)
2. Mosaek - Sunkist (JBird Remix)
3. Melo-Zed - A Milli
4. TLC - No Scrubs (MellowMaswel Mashup)
5. Black Star - Little Brother
6. HIR-O - Blue Bird
7. Ljones - Time Donuts For Her Heart
8. RUFF ÐR∆FT - Samurai Champloo Bump
9. Milya Brethren - North N' South
10. ShunGu - Homiez
11. Bhonstro - Off Course
登録:
投稿 (Atom)