ちょっと取り上げるのがおそくなった感がありますね、この作品。日本人ビートメイカーのアルツーが昨年12月にリリースした作品です。アルツーはつい最近、リミックス集をリリースしたばかりなので、先にそちらを取り上げるほうがいいのかなあと思いつつ、今日はこちらを取り上げます。
変則的というか、トリッキーというか、なんだかヒネくれたビート・ミュージックを展開しています。70、80年代のソウルやファンク、ディスコのテイストを取り入れていて、イナタい雰囲気を感じます。
そしてそういった音楽を取り入れていることが、ビート・ミュージックの枠に収まらなければ、ヒップホップの枠にも収まらない、一風変わった音楽にしています。ビート・ミュージックとヒップホップ、エレクトロニカが交差するところにあるような音楽です。
4曲目で聴かせるホーンのメロウなフレーズや、5曲目のリリカルなピアノのフレーズなどなど、随所で聴こえてくる楽器のメロディアスなフレーズが気持ちいい! 音とたわむれているかのような、楽しさやユーモアがあるのもステキです。
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