2015年2月15日

90年代の香りを漂わせる、ソウルフルなヒップホップ作品 ~Ills of the Earth EP (Prod. Phoniks & BluntOne) By Peebs The Prophet, Matte Black Soul By Awon~


最近リリースされたジョーイ・バッドアスやメロ・ミュージック・グループの作品は90年代のヒップホップを思わせる……というようなことを言われています。いま90年代のヒップホップがブームなのでしょうか。

今日紹介する2作品にも90年代のヒップホップの香りが……。PhoniksとBluntOneという2人のプロデューサーからなるPeebs The Prophetの『Ills of the Earth EP』と、MCとして『Ills~』にも参加しているAwonのソロ作品『Matte Black Soul』です。

どちらも、Don't Sleep Recordsというアメリカの(新しい?)レーベルからリリースされた作品。ブームバップに近いところもある、ソウルやジャズを絡めたヒップホップを展開しています。ピート・ロック関連の作品が好きな人は好きかも。

ギラリと光るまで磨きこまれたかのような、厚みのあるふくよかなビートやホーンの音が心地よく、ラップはその上になめらかに乗っていきます。ゆったりとした雰囲気の曲が並んでいて、安心して聴ける作品です。

この先、新しいスタイルのヒップホップが出てきても、この手のヒップホップはいつの時代にも存在していて欲しいものです。ヒップホップが好きな人にとって、90年代のヒップホップは帰る家のようなものなのかもしれません。





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