2014年12月9日

暗い海の底から見上げる光り…… ニルス・フラーム ライヴ映像 ~Nils Frahm Boiler Room x Dimensions Opening Concert Live Set~


ニルス・フラームというドイツ・ベルリンを拠点に活動する、おもしろいピアニストを見つけました。下に貼ったライヴ映像を見ていると、ピアニストというより、サウンド・クリエイターという表現の方がしっくりきます。

下のライヴ映像ではグランド・ピアノとローズ・ピアノ、アナログ・シンセサイザーを一人で演奏しています。この人のライヴは常にこういうセットで演奏しているようです。これだけを聴くと、ちょっと変わった音楽を演奏しているように思うかもしれませんが、繰り出される音はわりとシンプル。

音楽のスタイルはダーク・アンビエント、あるいはポスト・クラシカルといったところでしょうか。暗い海の底から頭上にある光りを見上げているような気持ちにさせる音楽を展開しています。個人的には25分あたりから演奏している曲が好きです。



ニルス・フラーム プロフィール 
1982年生まれ。ドイツ/ベルリンで活動するピアニスト。幼い頃はチャイコフスキー最後の門下生であるNahum Brodskiに師事。 2009年にはPeter Broderickがプロデュースした『The Bells』、と友人のクリスマス・プレゼントととして制作した『Wintermusik』をリリース。その後Efterklamgのレコーディングやツアーに参加。 そして2011年のアルバム『Felt』でGUARDIAN/MOJO /CLASH/DROWNED IN SOUNDで高い評価を受け、最も期待される若手ピアニストの一人として注目される。2012年リリースの『Screws』では負傷した親指を使わずゆっくり大事に演奏した作品はピアノ・ファンの枠を越え多くの人に愛される。そして2013年、彼が最も力を入れているグランド・ピアノ+ローズ+アナログシンセというセットでのライブ音源『Spaces』をリリース。

0 件のコメント:

コメントを投稿