2015年2月28日

これこそオルタナティブの中のオルタナティブに属するヒップホップ ~55555 By lee (asano+ryuhei)~


lee (asano+ryuhei)という名前で作品をリリースしている日本人ビートメイカー(と言っていいのかな?)が気になるので紹介します。曲を作るだけではなく、イラストや映像なども作っているようです。

今日取り上げる『55555』が現在の最新作だと思います。ここではそりゃもうおかしな、ヘンテコなヒップホップを聴かせています。オルタナティブの中のオルタナティブといった感じのヒップホップです。異質なものに突然出くわした感覚が、聴き進めていくごとに強くなっていきます。

ピアノやギターによるウワモノはジャズっぽいリリカルなフレーズを鳴らしているのにも関わらず、脱臼した、屈折したリズムがその下で鳴っています。ウワモノはリリカル、あるいはメロウなのに、それを支えるリズムは脱臼している……。

この作りが曲をどうにもアンバランスなヒネくれたものにしていて、おいおい、何なんだ、こりゃあ、という気持ちにさせます。このことがもっとも分かりやすいのは5曲目の「05. 05up」です。

「05. 05up」はヌジャベスの曲にありそうなジャジーなピアノからスタートし、途中から変則的なリズムのドラムが入ってきて、後半では飛び道具のようなヴォイス・サンプルや電子音が空気をつんざくように突っ込まれる……という作り。うーん、ヒネくれてる……。

フツウの作りのヒップホップはもうあきたよ、という方は聴いてみてください。そういう人をニヤリとさせそうな作品です。映像もかっこいいのでチェックを!





2015年2月27日

aso.による、チルアウト寄りのインストゥルメンタル・ヒップホップがいい感じです ~nite loopz. By aso.~


チルアウトのテイストを含んだ、メロウなインストのヒップホップが好きな人は多いのではないでしょうか? 今日紹介する『nite loopz.』はそんな人たちにおすすめしたい作品です。高いところから都会の夜景を見ている気持ちにさせるような、おしゃれな雰囲気もあります。

作者はロサンゼルスのaso.と名乗るギタリストであり、ピアニストであり、ビートメイカーでもあるというマルチ・インストゥルメンタリスト。これ以外にも、チルアウト寄りのインストのヒップホップの作品を作っています。

タイトルの通り、夜に聴きたくなる作品です。夜、部屋に流しておけば、いい感じにしてくれます。部屋でボーッとしながら聴きましょう。

スカスカのビートの上に、ピアノやギターによるソウルやジャズ風のフレーズが乗っていく、どの曲もそういう作りです。1分台の曲が中心で、シンプルにまとまっているので聴きやすい。ウワモノのメロウなフレーズや、ヴォイス・サンプルを入れた曲がヒップホップらしさを残しているところなんかがいいですね。

サウンドクラウドにはJ・ディラ・トリビュート、ヌジャベス・トリビュートといった曲がアップされていて、これもまたいい! ぜひチェックしてみてください。









2015年2月26日

Pawcutが聴かせるメランコリックなビート・ミュージック ~Smoke Break EP By Pawcut~


ドイツのヒップホップ・レーベルであるレディオ・ジューシーから、またいい作品がリリースされているので紹介します。Pawcut(何と読むのでしょう?)なるビートメイカーの『Smoke Break EP』です。

これ、Pawcutの最新作ではありません。最近リリースされた『Maverick』という作品が最新作です。なので、紹介するのが遅くなった感があります……。まあ、それはいいでしょう!

『Smoke Break EP』ではレディオ・ジューシーらしいと言っていい、ヒップホップとダウンテンポを混ぜ合わせた音楽を展開しています。そしてメランコリックな雰囲気を色濃く漂わせているところが大きな特徴です。

メランコリックな雰囲気を色濃くしているのは、ところどころで聴こえてくるジャズっぽいピアノのフレーズ。このピアノのフレーズがいい! ドラムがそれとは真逆のそっけないと思うほどシンプルなので、ピアノのフレーズがよりくっきりと浮かび上がっているように思います。

この路線の曲をもっと聴いてみたいと思ったのは6曲目「Dictator Limp」です。転がるようなピアノのフレーズと、脱力したというか……、すっとぼけたというか……、そんなサックスのフレーズの絡み合い、心地よいヴァイブスを生んでいます。



2015年2月25日

そよ風のようなピアノの音が気持ちいいポスト・クラシカル ~Resolve By Keith Kenniff~


昨日は体調が悪かったため、ブログの更新をしませんでした。今日はそんな体調不良の体を癒してくれる曲を紹介します。アメリカ人クリエイターのキース・ケニフがサウンドクラウドにアップしていた曲です。

そよ風のようなピアノのメロディが気持ちいい、ポスト・クラシカル風の曲。いつもいい曲をアップしていて、今回も変わることなくいい! 癒されてください。



2015年2月23日

空想上の島で行われるパーティで流れていそうなトライバル・ハウス ~Finest Ego | Monthly Mix #048 - February 2015 "The Globetrotting Vibe" By Clap! Clap!~


これまたヘンテコなおもしろいDJミックス。クラップ!クラップ!というイタリア人クリエイターが、音楽メディアであるFinest EgoのDJミックス・シリーズに提供したものです。無料でダウンロードできます。クラップ!クラップ!は最近アルバムをリリースしたらしく、こちらのページに詳しく書かれています。

エレクトロ・ハウスっぽい曲からスタートして、途中でサンバやボサノヴァ、ラテンなどの南国フレイヴァーを絡めます。そして最後はアフリカの民族音楽を思わせるトライバルなリズムのハウスに流れていく……。そんな感じのDJミックスです。

クラップ!クラップ!のアルバム『Tayi Bebba』は“空想上の島の音楽”というコンセプトで制作されたようです。このDJミックスは“その島で行われるパーティの音楽”といったところか? 祝祭感のあるヒネくれたトライバル・ハウスを聴かせています。



Tracklist:

01. September – Ostavi Trag
02. Studio 22 – Dune
03. Jimmy Edgar – Urban Outtake
04. B.Lewis – Without my Gun
05. Zo (Aka La Chauve-Souris) – Breaked Luv
06. Sophie – Hard
07. Nobesuthu and Gcaba Twins – Utshodo Lumantwengu
08. Braille Funk – Gabriel Omar Batucada
09. Marcos Valle – Tiu-ba-La-Quieba
10. Pedro Santos – Água viva
11. Antibalas – Beaten Metal
12. N/oakwe – Music from Central Kalahari (cassette, recorded March 1987, produced 1993) – b1. A young man fra Xade plays the Stenkana, a thumb piano
13. Daniel Haaksman feat. Seguindo Sonhos – Hands up
14. Anchorsong – Mawa
15. KonKoma – Handkerchief (Auntie Flo Remix)
16. DJ Khalab – Cumbia Sbagliata
17. Boy Nze – Uzobuya
18. The Rift Valley Brothers – Mu Africa