2016年7月10日

日本の都市のブレイクビーツ/ビート・ミュージック ~NO ONE SAVE ME BUT YOU By Cram~


目の前の空間を無理やりネジ曲げていくような歪んだ音と、ヤサグレたささくれ立った音、そして深く沈み込んでいく太いビートが重なり合うブレイクビーツ、もしくはビート・ミュージック。

日本人ビートメイカーのCramによる作品で、この人の音楽らしいヤサグレたワルい雰囲気や危険を覚えるワイザツな空気をじゅうぶんに味わえる作品です。クセのある曲が多いのだけど、力強く進む荒っぽいリズムに乗って、最後まで一気に聴けます。

日本の……、というより東京の……、というより都市の。これが一番近いかな。日本の都市の路上、それも深夜の路上を描いたような寂寥感や孤独感、聴いているとそんな空気を感じます。そういう意味では、これは都市の音楽とも言えそう。



2016年7月9日

イノ・ヒデフミとムロによる、たまらなくクールなセッション ~INO hidefumi × MURO SECRET SESSION~


クールでセクシー、そしてダンディ……。軽くやっているように見せておいて、男っぽい無骨な感じがあるのがいい! 音楽としてはジャズか、ジャズ・ファンクといったところ。こんな雰囲気のある大人になってみたいものです。



2016年7月8日

今年の夏の夜はこのバレアリック・ハウスと共に…… ~FADER Mix By Mark Barrott~


湿った生あたたかい風が吹く、夏の夜に合いそうなDJミックスです。神奈川の片隅にあるそれほど広くないアパートにたとえいたとしても、気持ちだけは南国のリゾート地に連れて行ってくれるはず。

作者はイギリス人クリエイターのマーク・バロット。バレアリック・ハウスを軸にしつつ、レゲエやダブ、ビートダウン・ハウスっぽい音楽を取り入れた……と言っていいですかね。ちょっとお酒を飲んで、軽く体を揺らすのにちょうどいい、程よく力の抜けたダンス・ミュージックです。

やさしく響くリズムが気持ちをフワッと軽く高揚させ、空間系のエフェクトをかけたエレクトリック・ギターや軽やかに弾むピアノ、そして華麗に踊るフルートが美しい南国の夜を描き出す……、そんな音楽……。さあ、浸りましょう。



Tracklist:

1. Hold on to it (Jonny Nash Remix) - B.J. Smith
2. Pleasure Centre (Pharaohs Remix) - CFCF
3. Bungalow - Juan Marco
4. Gold Coast (Surfer's Paradise mix) - Andras
5. On Retinae (East) - Dip in the Pool
6. Tema per Malva - Ishi Vu
7. Time - Senor M
8. Clocking Off - (DON'T ASK)
9. Mkwaju - Mkwaju Ensemble
10. Cirkla - Dorisburg
11. Orange Coloured Liquid - Spooky
12. Present - 高橋幸宏

2016年7月6日

海の底をさまようダウンテンポ ~Daze Saga By Leaf Beach & mndbd~


Leaf Beachとmndbdという2人のビートメイカーによるコラボレイト作品。どちらも海の底に沈み込んでいくような、低音域の鳴り方に特徴のある曲を作るビートメイカーだけあって、これもそういう低音域の音に特徴のある作品に仕上げています。

奥底でうごめく重くゆったりとしたリズムと虚空を揺らめくヴォイス・サンプル、そして虚ろに響く弦楽器に似た音が混ざり合い、深い海の底に連れて行く……といった感じでしょうか。そんなダウンテンポを展開しています。ダブにも近いかな。

リズムのバリエーションや楽器のメロディよりも、音響を楽しむ音楽です。



2016年7月4日

今夜を彩るクラシック・ギター ~Last Ship to Shore By Tobias Wilden~


これはクラシック・ギター? いや、フォーク・ギター? それとも、アコースティック・ギター? 正確なところははっきりとしないので、ここではクラシック・ギターということにしておきます。

ドイツのクリエイターであるトビアス・ウィルデンがこの曲で奏でるクラシック・ギターから放たれた音は、1日の終わりを心地よいものにしてくれる、瑞々しい空気をまとっています。今夜、寝る前にぜひどうぞ。

そしてこれはもうすぐリリースされる新作アルバムの収録曲のようです。