2022年7月25日

あまりにクールなたたずまいのハウス・トラック ~Just Can't Get Enough By Channel Tres~ (2022 Release)


ソウルを注入したハウス風のトラックは1990年代のハウスを思わせます。そんなトラックの上にささやくようなヴォーカルが乗る、アメリカのクリエイターであるチャンネル・トレスの曲。ストイックな雰囲気を漂わせる引き締まった低音域の音とヴォーカルが混ざり合う様がクール!



2022年7月23日

極上の歌と演奏 ~Hikaru Utada Live Sessions from Air Studio By 宇多田ヒカル~ (2022 Release)


最高のポップスとはこういう音楽のことを言うのでしょう。ただただ、いい歌といい演奏。それらを堪能できます。宇多田ヒカルがロンドンのエアー・スタジオで行ったライヴの模様を収録した作品です。ネットフリックスで映像を観ることができます。

音に集中して、演奏に集中して、しかしリラックスして楽しむ、そんな雰囲気が伝わってきます。ポップスの楽しさの中にライヴならではの緊張感もうっすらと混ざって、いい雰囲気です。

2022年7月15日

甘くメロウなギター・インストゥルメンタル、またしても再び ~COVERS 11 By Justice Der~ (2022 Release)


ローファイなアンビエント?とでも言いたくなる音楽です。ローファイと表現されるギター・ロックを演奏しているバンドがアンビエントを作ったらこんな感じになるかも……、そんなことを思わせます。

作者はジャスティス・デアというアメリカのクリエイターで、『カヴァーズ・10』の続編となる作品です。アンサンブルの中心にある柔らかな響きのギターと丸みを帯びたドラムの音がおだやかに、のんびりと重なり合い、朗らかな表情を見せています。

2022年7月10日

ゆっくりと溶け出していく美しい音の粒 ~Tail of Diffraction By Minamo & Asuna~ (2022 Release)


ゆったりとおだやかにたゆたうように、まどろむように、そして溶け合うように……。そんなふうにして流れていくアンビエント/ドローンを聴くことができます。杉本佳一、安永哲郎という2人の日本人からなるデュオであるミナモと同じく日本人のアスナによる作品です。

電子音とピアノやギターなどの音が長い時間をかけてゆっくりと混ざり合いながら、美しい音を描いていきます。流れていく音に身をゆだね、別の世界に行きましょう。

2022年7月4日

ソウル、ヒップホップ、ジャズ……、黒人音楽を自由に絡み合わせながら ~Remember Your North Star By Yaya Bey~ (2022 Release)


ネオ・ソウルとヒップホップを軽やかに、ゆるやかに行き来する歌声がまずは素晴らしい! そしてジャズやレゲエも絡ませ、気持ちのおもむくままに音楽を混ぜ合わせていく雰囲気が伝わってくる、そんなところもいい! アメリカの女性シンガーソングライター、ヤヤ・ベイのデビュー作です。

全18曲で構成されていて、曲数は多めですが、トータルタイムは約34分でわりとコンパクト。軽やかに、ゆるやかにヤヤ・ベイの歌声を楽しめます。