2022年1月18日

多彩なエレクトロニック・ミュージックが鮮やかに ~Pulse Of Defiance By Yoshinori Hayashi~ (2021 Release)


アンビエント、テクノ、ハウス、ドラムンベース、ジャングル……、などの曲が並んでいます。これはもうざっくりとエレクトロニック・ミュージックというしかなさそうな、日本人クリエイター/DJのヨシノリ・ハヤシの通算2作目となる作品です。

ダンサブルな雰囲気、激しいリズム、そして静かに沈み込んでいく電子音が交錯し、進んでいきます。クラブのフロア向けのダンス・ミュージック、家で聴くための音楽がバランスよく配置され、多彩な表情を見せる電子音がきらめいています。

2022年1月15日

ロックの残像が残るハウスのDJミックス ~WAVE MIX 011 "CRUE-LWAVE MIX" by KENJI TAKIMI~ (2021 Up)


このDJミックスを聴いて、この人の手にかかればどんな音楽でもすべてハウスになるかなと、そんな印象を受けました。これはかつて六本木にあったレコードショップ、ウェーブのDJミックスシリーズにアップされたものの一つで、日本人DJの瀧見憲司が制作したものです。

序盤のカヒミ・カリィの声に驚き、わりとゆったりめのテンポのバレアリックやダウンテンポ、そしてロックやポップスを混ぜつつハウスへと流れていきながら、ズブズブと沈み込んでいきます。どんなものでもハウスという鍋の中に放り込んでいく雰囲気があり、そこにロック魂のようなものを感じました。

2022年1月14日

揺らめくギターの音色に癒されて ~Ykytu By Fabiano do Nascimento~ (2021 Release)


アンビエントやニューエイジの面影が色濃く漂うブラジリアン・ジャズ……、とでもいったような音楽でしょうか。作者はブラジルのリオ・デ・ジャネイロ出身のファビアーノ・ド・ナシメント。ほぼ彼が奏でるクラシック・ギターのみで制作されています。

物音を立てることをためらう静かな空間にギターの音が染みわたっていくような厳粛な雰囲気と、イージー・リスニングのようなリラックスした心地よい雰囲気がいいバランスで混じり合っています。静かな緊張感と穏やかなしっとりとした空気が同居した作品です。



2022年1月7日

新年あけましておめでとうございます ~Khruangbin : NPR Music Tiny Desk Concert~


新年あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします!

2021年にわたしが最も聴いたアーティスト、バンドはクルアンビンだったと思います。彼らが奏でるサイケデリックなジャズ・ファンク?みたいな不思議な音楽にトリコになりました。ユルいのだけれどシャキッとした、そんな演奏がたまりません……。温泉に浸かってるような心地よさにヤラれました。

というわけで、2022年初回の投稿はクルアンビンがタイニー・デスク・コンサートに出演したときの映像を取り上げます。この心地よい音楽のような心地よい生活を2022年も送っていければと思います。