2020年7月29日

家で長い時間を過ごすときに聴く音楽 Vol.2 ~Hybrid-DJ KENSEI @ strix 2020/01/31 By DJ KENSEI~ (2020 Up)


ジャズやヒップホップ、ソウル、ファンク、ハウスなどを繋いだ、DJケンセイによる少しユルめのDJミックス。西麻布のストリクスというバーでのプレイを録音したもののようです。バーということもあり、少しユルめのゆったりとした曲を使っているのでしょう。

そのユルめの雰囲気はとても心地よく、それと同時に男らしさと言いますか、ダンディと言いますか、落ち着いた男らしいかっこよさがあります。収録時間は約2時間あるので、家で長い時間を過ごすときのBGMとして流してみてはいかがでしょうか。

2020年7月25日

引いては寄せる心地よい音の波 ~幻想区域 EP By YAMAAN~ (2020 Release)


水の中を気持ちよく泳いでいるような、あるいはきれいな星空の下を歩いているような……。そんな気持ちにさせるおだやかな雰囲気のバレアリック・ハウスやディープ・ハウス、アンビエントが並んでいます。日本人クリエイターのヤマーンによる作品です。

ひとつひとつの音が気持ちよさそうにフワフワと浮遊し、聴いている側の心もフワフワと浮きが上がっていくかのよう。そしてその音が連れて行くのは幻想区域……、とでもいったところでしょうか。心地よいおだやかな雰囲気の音に飲み込まれましょう。

2020年7月14日

透き通った繊細な音のかけらを集めて ~intermission By tomotsugu nakamura~ (2020 Release)


つま弾かれるアコースティック・ギターの音とピアノのメロディの断片、そしてそっと添えられる電子音。これらの音からなるしっとりとした雰囲気のアンビエント。日本人クリエイターのトモツグ・ナカムラによる作品です。

聴いていると、鳴らされた音が空間に静かに広がっていくさまを見ているような感覚を覚えます。夜、寝る前に静かな場所で聴きたくなる音楽です。空間に広がる繊細な音はとても心地よく、安らぎを与えてくれます。

2020年7月7日

おだやかな音に乗り、心は南国へ ~TROE By matatabi~ (2020 Release)


インストゥルメンタル・ヒップホップと言っていいと思うのですが、これほどまでにおだやかな音楽をヒップホップと言っていいのだろうか?と、つい思ってしまいます。それぐらいおだやかな、南国のリゾート地で思い切りくつろいでいるような感覚をたっぷりと味わわせてくれる音楽です。

作者は日本人ビートメイカーのマタタビ。この作品でも音楽のスタイルはこれまでと変わっていません。古い映像に合わせて作ったような、古めかしい音がゆったりと流れ、心は南国へ……。

2020年7月4日

このクールなインストゥルメンタル・ヒップホップにはほれぼれします ~PLUS MINUS By Yoshinuma~ (2020 Release)


いやー、かっこいい! 日本人ビートメイカーのヨシヌマによる本作はファンキーかつソウルフルという表現をしたくなる、1990年代のヒップホップを思わせるインストゥメンタル・ヒップホップが中心。ではありますが、1990年代をすっ飛ばすようなフレッシュな空気が充満していて、そのフレッシュな空気にヤラれ、冒頭の言葉を書きました。

全14曲が約18分という短い尺の中にギュッと詰め込まれていて、素早く、潔く終わります。そして全編に敷き詰めた地面をえぐるような力強いリズムはかっこよく、ところどころに挿し込まれたジャズぽいフレーズは洒脱……。かっこいいんですよ、これ。

2020年7月3日

テクノ/ハウスの職人、名人によるDJミックス ~#YOUCANSTILLLISTEN Mix Series #1 By Aril Brikha~


力強く、しなやかに流れていくディープ・ハウス、そしてテック・ハウスに心をがっしりつかまれます。スウェーデンのクリエイターであるアリ・ブリッカによるDJミックスで、気持ちのいいツボをしっかりとついてくる、職人技とでもいうような作りです。

アッパー過ぎず、クール過ぎない、ちょうどいいテンションがずっと続き、音は流麗と言いたくなるほどにきれいに流れていきます。ゆえに、最後まで気持ちよく聴けます。サウンドクラウドで聴けますので、この手の音楽――ディープ・ハウス、テック・ハウス――が好きな人はぜひ。

2020年7月2日

今度の週末にこのDJミックスはいかが ~Blendy Archives by Sweet William~


華やかな週末、あるいは天気のいい休日の午後のような……、心地よい空気が漂うDJミックス。これには心が躍ります。日本のトラックメイカー兼DJのスウィート・ウィリアムによるもので、2016年頃にアップしていたようです。

ジャズを絡めたヒップホップやシティ・ポップ風のポップスが中心。やんちゃな少年っぽいところがあり、それでいてピシッとした紳士のような趣もある、程よく力の抜けた洒脱なムードがたまらなくいいです。