2022年8月21日

テクノとアンビエント、そしてドランベースを重ね合わせて描く美しい音響 ~Concealer By Relaxer~ (2021 Release)


野蛮だけど美しい。この作品を聴いて、デトロイト産のテクノを聴いたときに感じたそんなことを思い出しました。ダークな色彩の美しい音響、そして刺激的なリズムが全体を彩る本作は古のテクノを愛する人も、フットワークあたりを好む人も好きになりそう。

ダニエル・マーティン・マコーミックというアメリカ人クリエイターがコンシーラーなる名義で2021年にリリースした作品。テクノとアンビエントの間を行き来しながら、ドラムンベースを挟み込んだような曲が並びます。夜中に家で一人で聴くといい感じです。

2022年8月13日

甘くロマンティックなジューク/フットワーク ~Signals In My Head By DJ Manny~ (2021 Release)


ジューク/フットワークにカテゴライズされる音楽はもっと猥雑なものかと思っていましたが、DJマニーによるこのジューク/フットワークの作品にはソウルやR&Bのような甘く、ロマンティックなムードがあります。それがこの作品の特徴でしょう。

作者のDJマニーはシカゴ出身のクリエイター。ここではジャングルやドラムンベースに通じる刺激のあるリズムと色気のあるハウスの香り、そして女性ヴォーカルのなまめかしい歌声を重ね合わせています。

2022年7月25日

あまりにクールなたたずまいのハウス・トラック ~Just Can't Get Enough By Channel Tres~ (2022 Release)


ソウルを注入したハウス風のトラックは1990年代のハウスを思わせます。そんなトラックの上にささやくようなヴォーカルが乗る、アメリカのクリエイターであるチャンネル・トレスの曲。ストイックな雰囲気を漂わせる引き締まった低音域の音とヴォーカルが混ざり合う様がクール!



2022年7月23日

極上の歌と演奏 ~Hikaru Utada Live Sessions from Air Studio By 宇多田ヒカル~ (2022 Release)


最高のポップスとはこういう音楽のことを言うのでしょう。ただただ、いい歌といい演奏。それらを堪能できます。宇多田ヒカルがロンドンのエアー・スタジオで行ったライヴの模様を収録した作品です。ネットフリックスで映像を観ることができます。

音に集中して、演奏に集中して、しかしリラックスして楽しむ、そんな雰囲気が伝わってきます。ポップスの楽しさの中にライヴならではの緊張感もうっすらと混ざって、いい雰囲気です。

2022年7月15日

甘くメロウなギター・インストゥルメンタル、またしても再び ~COVERS 11 By Justice Der~ (2022 Release)


ローファイなアンビエント?とでも言いたくなる音楽です。ローファイと表現されるギター・ロックを演奏しているバンドがアンビエントを作ったらこんな感じになるかも……、そんなことを思わせます。

作者はジャスティス・デアというアメリカのクリエイターで、『カヴァーズ・10』の続編となる作品です。アンサンブルの中心にある柔らかな響きのギターと丸みを帯びたドラムの音がおだやかに、のんびりと重なり合い、朗らかな表情を見せています。