2020年6月17日

夏仕様の電子音楽 ~Sometime Somewhere By Auto&mst~ (2020 Release)


夏を想起させるジャケットのイラストも、そして音も、すべてが夏仕様。夏の夕暮れ時に聴いたらきっと気持ちいいはず。そんなことを思わせる音楽が並んでいます。電子音楽家のAutoとギタリストのmstからなる、Auto&mstという日本のユニットのEP作品です。

音楽のジャンルとしてはエレクトロニカ、あるいはバレアリックといったあたりでしょうか。夏になるとさわやかなギター・ポップを聴きたくなるという人も多いと思います。そこにこの電子音楽も加わりそうです。


2020年6月14日

静かに、少しずつ異質な空間に導く、アルツーのリミックス・アルバム ~bootleg flowers By Aru-2~ (2020 Release)


日本人ビートメイカー、アルツーのリミックスを集めた作品。リミックスしたのはアメリカのヒップホップ系のMCやシンガーの曲のようです。空間をぐにゃっとネジ曲げるような、少しヨレた感じのキーボードの響きに、アルツーの個性が出ているように感じます。

そのヨレたキーボードの響きに導かれ、作品の世界に引き込まれます。落ち着いたテンションの曲が並びながら、それでいて異質な空間が広がる、静かに歪んだ作品です。

2020年6月13日

幻想的で、そしてどこまでも美しい、フォー・テットの世界、再び ~Live at Alexandra Palace, London 8th and 9th May 2019 By Four Tet~ (2019 Release)


フォー・テットの音楽にある幻想的な美しい音、そしてまばゆい光に包み込まれるような心地よさを詰め込んだライヴ・アルバム。フォー・テットことキエラン・ヘブデンが2019年5月にロンドンのアレクサンドラパレスで行ったライヴの模様を収めた作品です。

いかにもフォー・テットらしいフォークトロニカといった趣の音楽から、4つ打ちのダンサブルな音楽へと移っていくライヴの様子を約110分というヴォリュームで収め、音楽の美しさと心地よさに浸ることができます。最初から最後までしっかりと浸りましょう。

2020年6月9日

姿を変えるケン・イシイの楽曲 ~Abyssal Plain Remixes By KEN ISHII~ (2020 Release)


低音域がグルーヴィーに、そしてワイルドにウネり、ウワモノのフレーズが優雅に舞う、ディープ・ハウスからハード・テクノといったあたりの音楽が並ぶ作品。ケン・イシイの「アビサル・プレイン」という曲のリミックス曲を集めた作品です。

躍動感があり、キレがある、迷いのないまっすぐに突き進んでいくような曲ばかりで、どの曲もかっこいい! 同じ曲のリミックスとはいえ、どの曲も雰囲気が異なるので、それぞれの違いを楽しめます。

2020年6月7日

ワイルドかつメロウなピアノのメロディに酔う…… ~LOST BEAT TAPE -PIANOMAN- vol​.​1 By grooveman Spot~ (2020 Release)


タイトルに“ピアノマン”と付いている通り、軸になっているのはジャジーかつファンキーなメロディを奏でるピアノ。日本人クリエイターのグルーヴマン・スポットの未発表となっていた曲を集めた作品の第1弾です。

少し歪んだワイルドな音を基調にしながら、聴き手を気持ちよく酔わせるメロウなところや甘さもあり、甘さと辛さがバランスよく混ざり合っています。おしゃれなバーでかかっていたら、きっといい感じになるだろうね……、なんてありきたりのことをどうしたって思ってしまう音楽です。