2017年1月8日

そのビートが導く先は穏やかな午後の眠りの中…… ~phenomenology By ONEHALFHUMAN~


しばらくチェックしていないあいだにリリースされていました。イギリスのビートメイカー、ONEHALFHUMANの作品でございます。相変わらずキュートでクールなインストゥルメンタル・ヒップホップを展開しています。こういう音楽があるから、イギリスはクール、というイメージが日本にはあるのでしょうか。

軽いリズムの上に乗る、スカした雰囲気の洒脱なピアノやギター、のどかな田舎の夕暮れ時にどこかから聴こえてくるかのようなホーンの響きが何ともキュート。そして映画やドラマからサンプリングしたのかと思わせる、ヴォイス・サンプルや効果音みたいな音が重ねられており、コラージュ音楽めいたところもあります。

手の込んだ作りではあると思うのですが、それを感じさせないサラッとした仕上がりなので、普段のBGMにぴったり。午睡に導くあたたかさやほっこり感も……。



2017年1月6日

1990年代のヒップホップを現代版にアップデートしたかのような? カズミ・カネダによるDJミックス ~SCR Mix Series Vol.15 By Kazumi Kaneda~


流れるように流麗に、そしてメロウにアグレッシヴに攻める、カズミ・カネダによるDJミックス。ジャジー、ソウルフル、1990年代……、そんなヒップホップが正攻法のスタイルで清々しくミックスされています。

1990年代のヒップホップを2017年のテイストでまとめたらこんな感じ……、と言えるでしょうか。1990年代っぽさを残しつつ、昨今のジャジー・ヒップホップのテイストを忍び込ませています。



Tracklist

1. Hawk House - Chill Pill (Experiment 2)
2. Ebrahim - This Is Dope avec Häzel
3. Jazz Liberatorz - Dark Keys (feat. M’salem)
4. Hocus Pocus - Signes des Temps (feat. Stro the 89th Key & Mr. J)
5. Pat D - Relax Your Mind
6. Longevity Crew - California
7. Ten Thieves - It Don't Matter (Straight Mix)
8. Beastie Boys - Get It Together (Buckwild Remix Instrumental Add Rhodes Play KazumiKaneda)
9. Grand Puba - I Like It (Buckwild Remix, Feat.Sadat X)
10. The Roots / Proceed IV
11. The Beatnuts - Props Over Here
12. J. Rawls - A Tribute To Troy
13. lnl - Fakin Jax (Kazumi Kaneda Remix)
14. Kev Brown - ALWAYS
15. Jacewon - Refined Devine (Revisited)
16. Tha Connection - Zen (Remix)
17. Specifics - Let's Get

2017年1月5日

極上のチルの世界に飲み込まれよう ~COW / Chill Out World! By The Orb~


チルアウト・ワールド! それも極上の! いやはや、素晴らしい。イギリスのアンビエント・テクノ大王が実に大王らしい、大海原に立ち昇る朝日のごとき輝きを放つチルアウト……、というよりアンビエントですね、これは。そんな音楽を堂々とダイナミックに展開しています。

人の手の温もりを感じさせる電子音と大自然の一部から聴こえてくるかのような音が一緒くたになって、聴き手の体を包み込ます。少しずつ太陽が昇ってくるさまを描いた一大アンビエント絵巻といった様子。すべての音がピュアで美しく、生まれたばかりのような輝きを放っています。

そしてこれ、朝の通勤、通学のときに朝日を眺めながら聴くと、ばっちりハマるのです。私がそうやって朝の通勤時に聴いているので、間違いありません!



2017年1月4日

エレクトロニカとヒップホップの境界にある心地よい音の連なり ~MELTSTUFF By EeMu~


冒頭の思わず拍子抜けするほどの心地よさにヤラれてしまいました。インストゥルメンタルのヒップホップだと思って聴いてみたら、何なんですか。エレクトロニカから抽出した心地よい音を丹念に練り込んだような、エレクトロニカ・ミーツ・ヒップホップなこの音楽は!

そうなんです、ここで展開されているのはエレクトロニカとヒップホップの境界にある音楽。日本人ビートメイカー、EeMuの作品です。あくまでもゆったりとたゆたうように心地よく。そして未来的な……、フューチャリスティックな雰囲気を振りまいているところもいい!



2017年1月1日

休日の音楽、ヒップホップ編……、そんな作品はこれ! ~Unreleased Ja​$​$ 2012​-​2013 By Melodiesinfonie~


あけましておめでとうございます、みなさん! いかがお過ごしでしょうか。今年もよろしくお願いいたします! 正月休みでは映画やドラマのDVDをとにかくたくさん見る……、という過ごし方をする方もいると思います。このブログでは音楽のことを書いているので、正月休みに聴きたい音楽のことを書きます。

というわけで、そんな作品。それはスイス・チューリッヒのビートメイカー、メロディシンフォニィのこの作品です。タイトルから察するに、これまでリリースしてこなかった、未発表の曲を集めたものと思われます。

内容はこじゃれたジャジーなテイストのピアノやギターが時にキュートに、時に優雅に踊るインストゥルメンタル・ヒップホップが中心。ゆったりと、そしてのんびりとした、ホリデイ感のある雰囲気が何とも心地よく感じられます。さらにはファニーで洒脱な味わいもあり、おしゃれな空間も演出してくれます。

これこそ休日の音楽、ヒップホップ編といったところ。また、曲数は全42曲、トータルタイムは約100分という、かなりのボリュームがあり、こういうボリュームのある作品こそ、長い休みのときに浸るのにちょうどいいってなものです。

いい意味でスカした、力の抜けたところがあり、それがまたよい。この音楽のように力を抜いて、今年もクールにいきましょう。