2014年8月5日

まろやかなジャジー・ヒップホップ ~Tom Misch - Soulection White Label : 008~


ロサンゼルスのレーベルでもありラジオ番組でもある、Soulectionからリリースされたトム・ミッシュなるクリエイターの無料EPが心地よい作品なので紹介します。トム・ミッシュは作曲家、作詞家、シンガー、ギタリスト、ヴァイオリニスト……、というマルチ・インストゥルメンタリストです。しかもまだ18歳とのこと……。若い!

音楽的にはヒップホップとジャズを混ぜ合わせたインストゥルメンタルです。ジャジー・ヒップホップを展開しているDJカム・カルテットや、日本のバンドであるオーヴァルなどが好きな人は好きかも。洗練されていて、落ち着いていて、聴きやすい。

フル・アルバムのサイズの作品をリリースしているようなので、そちらもチェックしてみます。まあ、まずはこのEPを無料でダウンロードして聴いてみてください。



2014年8月4日

黒いダンス・ミュージックをギュギュッと凝縮 ~Andrés Mix on Gilles Peterson Worldwide (GPWW905)~


デトロイト・ハウスのプロデューサーとして知られるアンドレスが、ジャイルス・ピーターソンのラジオ番組“ジャイルス・ピーターソン・ワールドワイド”で披露したミックスがアップされていました。黒いです、音が。デトロイトの人が手がける音楽はなぜこうも黒いのでしょうか。

ボサノヴァっぽい曲からスタートしてソウルやファンク、そしてヒップホップやハウスからディスコまでをプレイしています。約30分という短い時間に黒人によるダンス・ミュージックをギュギュッと凝縮したような内容です。力強く豪快に、それでいて繊細に滑らかに……、そんなふうに曲が繋がっていきます。かっこいい!



Tracklist:

Orquestra Aragon - Cuba Es Una Maravilla (Déclic Communication)
Adalberto Y Su Son - Mi Negra Se Ha Vuelto Loca (Fonomusic)
Charanga 76 - Dime Si (TR Records)
Los Van Van - De La Habana A Matanzas (Nascente)
Bobby Valentin - Mas Bajo (Bronco)
Dwele - Timeless (White Label)
Grandmaster Flash – Larry’s Dance Theme (Tribute To The Electric Boogiers) (Elektra)
The Real Roxanne - Bang Zoom (Let’s Go-Go) (Select Records)
J Dilla - So Far To Go (BBE)
Seu Jorge - De Alegria Raiou O Dia (Mr Bongo)
Yasuko Agawa – L.A Nights (Bluebird)
Hatfield And The North - Fol De Rol (Virgin)
Rockers Revenge - Battle Cry (Atlantic)
Kool And The Gang - Open Sesame (De-Lite Records)
Connie - Funky Little Beat (Sunnyview)
Paul McCartney – Temporary Secretary (White Label)
Kraftwerk - Tour De France (Warner Bros)
Irakere - Calzada Del Cerro (Areito)

2014年8月3日

部屋の明かりを少し落として……、そして聴くDJミックス ~Radio Juicy Vol. 111 (Lazy Afternoon by Linn Mori)~


昨日はブログの更新をしなかったため、今日は2回更新します。この夜の部ではLinn Moriという日本人ビートメイカー/DJが、レディオ・ジューシーのミックス・シリーズに提供したDJミックスを紹介します。レディオ・ジューシーのミックス・シリーズの音源はどれもかっこよくて、これもまたまたかっこいい。

タイトルに“気だるい午後”とあって、午後というのは陽が昇っている間ではなく、陽が沈んだ後の夜ではないか……と思わせる、夜を表現したようなミックスです。ゆったりとしたテンポのフューチャー・ソウルやダウンテンポ、ジャジーなヒップホップなどで構成されています。

今回は夜の部なので、夜っぽい音楽を紹介しようと思い、このミックスを紹介することにしました。タイトルにある“午後”は夜のことだ!と言ってしまうことにします。

このミックスにある気持ちよさは何だろうと思っていたら、橋本徹氏による人気コンピレーション・シリーズ『フリー・ソウル』にある気持ちよさやオシャレさに似たところがあることに気付きました。トロりととろけるように流れていくメロウな音が気持ちいい。気持ちよくチルアウトできます。無料でダウンロードできるので、夜のお供にぜひ!



tracklist:

01.) Kirkis - thesoftmachine
02.) Jazzo - Love Is What We Need
03.) JMSN - The One
04.) Bon Iver - Holocene (kyson remix)
05.) Constrobuz - Beneath
06.) Shigeto - Field Day
07.) Bonobo - Eyesdown
08.) Shlohmo - Places
09.) Mecca 83 - Amber Glow
10.) Iamnobodi - Luv
11.) Freddie Joachim - Hours
12.) Tom And Laura Misch - follow
13.) Jessie Ware - What You Won't Do For Love
14.) ta-ku - Ugh
15.) Natural Sequence - Galactic Soul
16.) Flofilz - Wishing
17.) Al Natural - The Renaissance
18.) Omari T - Advent Chant

暗い場所に挿し込む光のような音楽 ~lucent indigo by Sane Masayuki~


昨日の夜は気付いたら寝てしまっていたため、ブログの更新をしませんでした。おお、なんという失態でしょうか……。なので、今日は昼と夜の2回、ブログを更新することにします。昼の部である今回はmasayuki kanekoという日本人クリエイターのプロジェクト、Sane Masayukiの『lucent indigo』なる作品を紹介します。

アンビエント、あるいはポスト・クラシカルなどにカテゴライズされそうな音楽(インストゥルメンタル)を展開しています。明るいシガー・ロスといった雰囲気があるかな。フワーッと宙に浮き上がっていくエレクトロニクスと、キラキラと輝くピアノが絡み合うさまがとても気持ちいい。暗い場所に射し込む光のような音楽です。とりあえず、音に身を任せましょう。

この作品には3分台の曲が3曲収録されていて、もうちょっと長い尺の曲を聴きたくなります。10分以上の曲を5曲ぐらい並べた作品を聴いてみたいなーと思いました。こう言いたくなるほど、気持ちいい曲なんです。

ちなみに、この作品はworld's end girlfriendのレーベルであるVirgin Babylon Recordsからリリースされています。world's end girlfriendが好きな人はぜひチェックしてみてください。そしてmasayuki kaneko名義では日本のエレクトロニカ系のレーベル、Bunkai-kei Recordsから作品をリリースしているようです。エレクトロニカからアンビエント、ポスト・クラシカル……、といったあたりのファンに好まれそうなクリエイターです。

Sane Masayuki プロフィール
2007年より活動を始めたmasayuki kanekoによるプロジェクト。都内を中心にさまざまな場所で演奏を重ね、2010年8月にBunkai-kei Recordsより1st EP「myrtle」をリリースし、2012年8月には同じくBunkai-kei RecordsのSummerscape Compilationに参加。2013年にはEMAF TOKYOに出演。アンビエントを基調にフィールドレコーディングやピアノを活かし、日常との繋がりを意識した作曲を行う。
masayukikaneko.com 


2014年8月1日

フジロック2014を少し振り返る 2 ~Damon Albarn Live at Fuji Rock Festival 2014~


今年のフジロックで個人的にもっともよかったライヴは、昨日書いたとおりスカタライツです。2番目はこの人、デーモン・アルバーンです。名前を聞いてピンと来ない人にはブラーのヴォーカル、ゴリラズの首謀者と言えば分かるでしょうか?

ソロの曲からブラーの曲、そしてゴリラズの曲を演奏し、シンガーというより、エンターテイナーという表現の方が合っているのではないかと思わせる姿を見せてくれました。